晴天の下、奥美濃の名山、蕎麦粒山(ソムギヤマ)に挑戦した。
大谷川西俣の登山口からの渡渉地には、有難く、大きな丸太を二つ割りにした橋が付けられていた。黄葉灌木の急登の長尾根をひたすら喘ぎ登り1000mのJPに着くと、そこは冬枯れのブナ林。小休後・1075mまでの薄い踏み跡の尾根を、背丈を越すネマガリダケをかき分けて頭上や足元の倒木、落下物の障害を受け続けながら進む。この間眺望は殆ど無し。一旦下りピークを目指す。山頂に近づく程に急な斜面をシャクナゲや木の根っこを両手両足で使っての苦闘で何とか山頂にたどり着いた。まだ新しい三角点の有る狭い山頂は道中と違い360度の素晴らしい眺望。目前の五蛇池山、湧谷山、烏帽子山、遠くに能郷白山、御嶽山、伊吹山等の名山に歓声を上げながら遅いランチタイムとする。下山は往路のピストンとするが、登りと同じくネマガリダケや小枝に、うんざりしながらのハードな山行だった。
` 2015年のH氏例会参加の記憶をもとに組んだ例会だったが登山道の様子は一変していた。あれ以来手入れは全くなされていないようだ。また台風21号の影響もあったのだろう、多くの小枝の落下、低灌木の倒木に終始悩まされた。 (加来記)
・日 程=2018年11月11日(日)晴れ
・リーダー=加来繁幸
・参加者=10名
・コース=大谷川西俣登山口〜・1075〜蕎麦粒山〜・1075〜大谷川登山口
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