北山 「比叡山 音羽川上流」観察会
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左=上流の堰堤    右=新緑を下る  
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 クリンソウの群落を前にして 
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 左=比叡山の京都側山頂     右=満開のクリンソウ  
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 左=下流の堰堤  右=雲母坂の石柱
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 快晴の天気に恵まれ、比叡山頂行バスは満員近い状態で京都駅前を出発し、途中乗車では座席はなく約1時間でロテルド ヒエイのバス停で下車した、準備を整え歩き始める。東海自然歩道の県境トンネルを抜けると、すぐ車も通れる林道が、上のドライブウエイから音羽川沿いに石の鳥居まで工事用に続いている、主にこの区間を観察する。この川は花崗岩質の白砂でV字形の谷が多く、洪水で土石流が生じるため、この間に多くの砂防堰堤がある。上流に自生するクリンソウの種子が流され、湿地を好むため川沿いや堰堤の砂地にクリンソウの群落が見られる場所が多くあり、一度洪水が起きるとクリンソウの群落は一変するようである。
 上流はまだ川は浅く、早くから小さなクリンソウが点々と自生している。地形と一番綺麗な新緑とそしてクリンソウがある多くの場所を観察しながら下る、今年は開花が遅く少し咲いていたが、一番下の石の鳥居近くの砂防堰堤に一番多くの群落と花も咲いていた。今日は野鳥専門家の鳥居会員も参加で、途中に野鳥の鳴声「チヨチヨ ビ−」を聞き分け、初夏の渡り鳥でウグイスと同様に小さく、鳴声は聞こえるが姿は殆ど見せない鳥「センダイムシクイ」で、鳴声のチヨが千代(センダイ)で名前が付いたと、このように関連つけて名前を覚えればよいと教えられた。
 丁度この堰堤が昼時になり観察と写真そして昼食をとり、ゆっくり休息する。午後は水飲み退陣跡碑から、赤山禅院への下山予定を、雲母坂の悪路が尾根道に変わったと聞き、雲母坂を下山した、悪路の部分がカットされ歩き易くなっていて全員無事林道に着き解散した。これで入口に建つ立派な「きらら坂」の石碑の道が多く使用されると思う。また道から尾根道に登る階段を一人のあるトレイル委員であった会員が、手直ししていたことに感謝します。 (萩原 記)

・日 程=2016年5月2日(火)
・リーダー=萩原孝一/SL北川嘉康
・参加者=17名
・コース=ロテルドヒエイ前バス停〜石の鳥居近く堰堤〜水飲退陣跡碑〜音羽川(雲母坂の登山口)
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