京都市内 「下鴨神社周辺」(岳連・野鳥観察)
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左=高野川で観察   右=下鴨神社で観察 
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 集合写真  
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 左=賀茂川で観察    右=コサギ 
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 晴天に恵まれ叡電出町柳駅前で資料受け取り受付をすませ、近くの加茂川・高野川の合流河川敷に65名が集合した。日本野鳥の会からも4名の講師派遣があり、岳連関係者の挨拶などの後4班に分かれて高野川右岸に出発した。ここで松本さんから、元日本野鳥の会京都支部長をされた入会すぐの、会員番号1023鳥居さんが急に参加されることになり、京都山の会のグル−プの講師をして頂く事になった。その説明が従来の説明に加えて、多くの野鳥が競合しないように進化し共存していること。カモ類は頭を下にして、水草を捕食するので深い川では観られない。カイツブリやカワウは水中で、水草でなく魚を捕食するので、嘴や体形もそれに適した形になっている。セグロセキレイは何処でも多く観られるが渡りをしない日本固有の鳥で、世界的には非常に珍しく海外から観察のため来日するという。同じ仲間のハクセキレイは渡りの鳥である。
 御蔭橋で西に移動し下鴨神社では森の鳥を観察する、暖かい日で参拝者も多く、私たちが最後の班で間隔も開き、本殿東で一度集合する、紅梅が綺麗に咲いていた。散策道を南に進みながら鳥を探す、地上や樹上で幹や葉に隠れ、飛んで移動の激しい鳥も多く、こんな時鳴き声で確かめることが多い。この鳴き声も鳥たちのコミニユケ−ションで多くの鳴き声を使い分けている。これらをマスタ−するのは大変で、始めは資料や図鑑に書かれている、鳥固有の鳴き声を聞き分けることが必要である。よく聞く「鳥の声は聞くが姿はよく判からない」の解消にも観察会は良い機会である。森の中でも捕食の種類により体形が異なり、今日は樹上や草むらに多くいた、イカルの嘴は固い木の実を食べるに適した形を観察した。コゲラも同じである、変わり者で2匹のタヌキも見られた。
 再び加茂川の出発点近くの左岸に出て北上し主に水鳥を観察した、ダイサギは水のせいかうの深い場所でコサギは浅瀬で魚を待っていた。ハシブト・ハシボソカラスは鳴き声で判ることを教えてもらう。多くのカモ類がいて、その特徴の美しさはスコ−プで観察した、北大路橋近くに全員集合し、鳥合わせをして33種類の野鳥を確認して解散した。今日の観察会は野鳥が捕食で争いを避けるため、住み分け体系などを進化させてきたことや、鳴き声の説明など楽しい観察会で鳥居講師に感謝します。    (萩原 記)

・日程=2016年3月27日(日)
・リーダー=L萩原孝一/SL北川嘉康、AL中村 聖
・参加者=15名(他50名)
・コース=合流河川敷(9:05)〜高野川御蔭橋(9:20)〜上賀神社境内(10:00)〜賀茂川葵橋(11:00)〜北大路橋(12:20)
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