西山「唐戸越」岳連・新緑観察会
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左=カギカズラ  右=遅さきのモチツツジ
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左=「ソヨゴ坂」  右=   
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講師による説明を聴く
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京都山の会からの参加者達
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 最近岳連観察会は天気に恵まれなかったが、今日は暑い天気になり、9時に松尾大社正面の石の鳥居前に集合し、受付を済ませ資料を受け取る。岳連自然保護委員長の挨拶などがあり、松尾大社にお参りし苔寺方向に歩き始める。すぐ近くの月読神社では、松尾大社よりより大きな、天然記念物であり絶滅危惧種になっているカギカズラを観て、苔寺への散策道を通り京都バス苔寺バス停から、林道を進み「山の神」の石碑で小休止する。このあたりには昔藍染に使用されたヤマアイが多く観られた。また数個のル−ぺが参加者に渡され、小さな草花を観察すと新しい発見をする。例会山行に持参し、休息時に小さなものを観察すると、山行がより楽しくなる。と思う。  谷を少し進み京都一周西山コースの林道終点場所が、唐ト越に抜ける、整備されていない谷の山道で、以前あった橋はなく川の水が多いと徒渉も大変で、注意して渉る。途中にはイノシシのぬた場が見られた、唐ト越え道に着きこの場所に丁塚の標識があった。この付近は山林まで竹が入り込み、竹駆除の取り組みが行われていた。少し山道から離れた場所で、二次林の優占樹種コナラが多くなったことについて「伐採した後の萌芽再生能力の高さや、成長の早さなどが、薪炭林として利用されたことによる」など時間を掛けて資料を見ながら講師の説明があった。また同じ場所でウワミズサクラの説明もあり、小さな実で良い果実酒が出来るそうだ。 元の道に戻り登る、このコ−ス沿いには遅さきのモチツツジの花が見られたが、色が淡くゴミが付いてあまり良くなかった。またこの道はハイキング道で標識もあり「ソヨゴ坂」の名前のソヨゴが多く見られ、ソヨゴの大木が台風で根の一部を残し倒れ、伐採されてもまた新しい枝を上に伸ばす、たくましい萌芽力を観察した。歩きながら講師が必要な樹木が見つかれば、何回も立ち止まり説明を受けた。桂坂野鳥遊園分岐地点のリョウブ尾根で遅れた昼食をとり、午後は講師から昼食場付近で、鎌の柄になる丈夫なカマツカの木の説明や、毒草などの説明を受けた。雨なら滑りそうな急坂の尾根道を下り、新緑満開の野鳥遊園に全員無事に着き、集合写真を撮り解散した。(萩原 記)

・日 程=5月17日
・参加者=10名(ほか16名)
・リーダー=萩原孝一/サブリーダー=北川嘉康
・コース=松尾大社(9:00〜9:30)〜丁塚の尾根(11:00〜11:40)〜リョウブ尾根(12:30〜13:30)〜桂坂野鳥遊園(14:00)
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