湖北「呉枯ノ峰」
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 坂本記者の特派員報告!
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山門の堂々たる古ケヤキ
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左=参道を見守る石仏  右=晩秋の情緒がステキ
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呉枯ノ峰頂上
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 雨天なら翌日順延と決めていたほど、湖北の隠れた紅葉の名所にどうしてもこの時期に行っておきたかった。山そのものより、山中にある無住寺だが由緒ある古刹菅山寺を訪ねたかった。暑くもなく寒くもなく一年に数日のプレミアムな登山日和に恵まれた。北国街道にある「菊水飴本舗」の“つぶあめ”を買って、朱塗りの大鳥居をくぐり、路傍に置かれた石仏に見守られながら緩やかに蛇行する参道を行く。モミジ・イチョウ・タカノツメ・コシアブラ、ブナ……。満目紅葉の山肌は、今が盛りの「はんなり」秋色グラデーション。風が吹くごとに「散り紅葉」が頭上から舞い落ちてくる。その光景が去りゆく秋の刹那の情緒をかき立て、映画のワンシーンのように美しかった。菅山寺分岐から下って出会う山門の両脇のケヤキの老樹にはド肝を抜かれ、しばし言葉を失った。この大ケヤキから伝わってくる遥か彼方の時の流れ、往時三寺四十九坊からなる大寺院があったという一帯の深閑とした佇まいが素晴らしかった。本堂や鐘楼、歴代住職の墓石群さえも歳月を超越した自然に飲み込まれそうな独特の雰囲気が印象的だった。お昼、背中に暖かい陽射しを受けて今日もシアワセな「ヤマメシ」をご馳走さま。食後はブナ林の美しい稜線をフカフカの落ち葉を踏みしめながら、一等三角点の呉枯ノ峰(531.9m)の山頂と四等三角点のピーク(393.1m)をめざした。樹間から、美しい二つの峰を持つ横山岳や伊吹山を眺められたのは望外の喜びであった。
・日 程=11月28日
・参加者=11名
・リーダー=坂本恭子/サブリーダー=北川嘉康
・コース=登山口(10:00)〜菅山寺分岐(10:50)〜菅山寺(11:30)〜菅山寺分岐(12:00〜12:35)〜
     呉枯ノ峰(13:20〜13:25)〜四等三角点(13:50)〜車道終点(登山口=14:30)〜木之本駅(14:50)
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