東北の山旅
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 昨年、晩秋に出かけたが、飯豊山は冠雪のため見送り、西吾妻山はロープウェイ・リフトが停止しており断念したので、再度出かけてみた。
8月3日〜4日(月)
 飯豊山は寝具・食糧持参のため、不安を胸に小屋泊2泊の予定にて、大日杉登山口より夜明けとともに出発した。切合小屋を過ぎると、御西岳〜大日岳の稜線が谷筋の雪渓を抱えて美しく映えている。本山小屋への登山道にも雪渓があり、お花がたくさん残っていたのは、疲れをいやしてくれるし有難い。白山三ノ峰の避難小屋周辺も雪渓が残りお花がきれいだったが、それ以上のスケールの大きい山容だった。本山小屋で宿泊の手続きをして、飯豊山へ向かう。夕日が山に沈むまで、ゆっくりと飯豊連峰を堪能した。十分眺めを得たこともあり、大日岳は中止にして、予定を変更して一泊にて下山することにした。昨年の朝日連峰とならび、飯豊連峰は東北の雄なんだとつくづく実感した。
8月5日
 西吾妻山はハイキングであったが、池塘とワタスゲが綺麗だった。下山後は、まだ見てなかった東北四大祭りの花笠祭りを見学。次の日は、仙台七夕祭りを鑑賞した。弘前ねぶたが死者発生のため祭りが中止になったと報道を聞いたが、震災後元気に立ち上がる東北の人々の心意気にふれた気がした。ただ、人・人・人でいっぱいであったが……。西吾妻山を選んだが、このころから沖縄のほうに台風がきて天候が不安定になってきた。台風通過後も、大雨による大きな被害を各地に残していった。
8月8日
 那須ヶ岳も6時前より歩き始め、男性的な茶臼岳を一回りして、朝日岳に登った。天候がすぐれないので下山したが、ほどなく雨が降ってきて助かった。気温も27度くらいで肌寒い日であった。
8月9日
 男体山は、登山口の二荒山神社中宮祠へ向かったが、雨の中だった。夕暮れ時だったが、反対側の示津乗越まで偵察に行った。進入禁止とはあったが、たどり着いたが一般車が入る所ではなさそうなので二荒山神社中宮祠へもどり、朝6時の開門にて登山開始となった。奈良の三輪山と一緒で、山全体がご神体であった。奈良時代に奉祀されたお社だそうで、「奥宮」は782年の創建とあり、古くは、ふたら山(二荒山)といい、二荒を音読みして日光という地名の語源だそうで、御本社・別宮・神橋など建造物が、平成11年に世界文化遺産に登録されている。しかし、山は京都愛宕山の倍以上の疲労度だった。四合目からは岩ごろごろの山を登っている感じで、6キロとあるが、登りつめたところが奥宮(男体山)であった。頂上では、数人の若い連中が、「反対側、示津乗越から来ました、楽でした」と語っていた。曇天にて、何とか下山までもってくれたので助かった。雨だと、岩場が滑って下りにくかったろうと思った。
 下山後は登山は諦めて、世界文化遺産に登録された富岡製紙工場や、草津温泉・木曽義仲館・奈良井の宿場などを見学して、東北の夏の旅は終了した。

・日 程=飯豊山(8月3日〜4日)/西吾妻山 (8月5日)/那須ヶ岳(茶臼岳・朝日岳=8月8日)/男体山(8月9日)
・参加者=児島君美・児島愛子
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