加賀「白山(山スキー)」
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 この時期、豪快滑降を楽しむには、北アルプスか立山周辺へ行くしかない。しかし良く考えると、近場に白山があるんです。問題は、白峰でゲートが閉まっていること。ここはMTBで解決。
 3時45分、白峰ゲートをMTBで出発。夜空には星と三日月が輝いていた。暗い中、もくもくと30分ほど進むと、雪崩によるデブリが車道を完全に埋めていた。またしばらく行くと、ダンプカー位の大きな石が道の真ん中に。おお〜怖。
 市ノ瀬まで順調に進み夜も明けた。除雪もここまで。橋を渡り、ここから長い長いシール歩行が始まる。車道で積雪が1mぐらいありそう。太陽が出て来て天気も快晴で、登高意欲が湧いてくる。
 別当出合手前で休憩していると、元気なテレマ−カーが追い越して行った。本日、出会ったのは彼だけだった。
 別当谷の吊り橋が、板が外されていて鉄骨だけになっていた。落ちたら命はない。再びシールを付け、急な斜面を尾根に登り上がるとブナ林だ。積雪は2mほど。
 中飯場のトイレの屋根が少しのぞいている。すごい積雪。前方には素晴らしい斜面が広がってきた。別山も見えてきて最高だ。テレマ−カーはかなり先を歩いている。
 甚之助避難小屋付近まで来ると、シラビソの木が先の方だけのぞかせ一大ゲレンデになってきた。もちろん小屋は完全に埋まって見えない。この雪の状態だとどこでも滑れるだろう。滑りが楽しみだ。
 ここから黒ボコ岩めざして進む。身体も非常に疲れて来て、10歩ごとに立ち止まらなくては歩けなくなってきた。
 やっとのことで弥陀ヶ原に到着し、眼前に山頂が見えた。祠も確認できる。しかし、ここからがえらかった。大腿筋が悲鳴を上げだしたころ、シールのまま御前峰(2702m)に到着。
 山頂は360度の大展望。アルプス方面は稜線に雲がかっているが、南はスッキリしている。別山が見事だ。風が強くじっとしていられない。早々に滑降準備にかかる。
 さあ、これから別当谷の橋はスキー板を外さなければならないが、市ノ瀬まで標高差2000mのダウンヒルの始まりだ。雪質はザラメで滑り易く、大パノラマを眼下に夢のような時が過ぎて行った。無事に市ノ瀬まで滑り降り、そこからMTBで白峰までカッ飛んだ。
 快心の一発だった。  (大塚 記)

・日 程=4月10日
・コース=白峰ゲート(3時45分)〜市ノ瀬(5:15〜5:45)〜別当出合(7:15)〜甚之助避難小屋(9:20〜9:40)〜
     御前峰(12:15〜12:40)〜別当出合(14:00)〜市ノ瀬(14:40〜15:00)〜白峰ゲート(15:25)
・参加者=大塚勇三
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