飛騨「金山岩(山スキー)」
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 強力なパートナー松田君と、平湯温泉スキー場の駐車場で朝7時30分に合流する。金山岩(2532m)北面わさび尾根の超激パウ滑降が目的だ。
 いつものように、ゲレンデトップまでリフトを使う。シールを着け歩き始めると20cmほどの靴ラッセル。雪はサラサラのパウダーで気温も低い。これは期待できる。天気は曇りで、稜線付近はガスで見えないが風が無いので助かる。
 美しい樹林の尾根を快調に登る。晴れていれば大パノラマが広がっているのだが、残念だ。しかし、今日は激パウを滑りに来たのだから。ウエアーについた雪が融けずに結晶のまま残り、とても綺麗だ。3時間半ほどで山頂直下のコルに着く。山頂はガスで見えないし、風も強く非常に寒い。
 僕は、2回快晴の山頂を踏んでいるので、コルで松田君を待つことにする。彼はアイゼンを着け山頂へ向かって、ガスの中へ消えた。しばらく待っていたが、寒すぎてじっとしていられない。指先が痛くて感覚がなくなってくる。体温を上げるため彼の後を追うことにする。今回もアイゼンを持ってこなかった。カチカチに凍っているが、何とかツボ足で登れた。松田君と山頂で合流。握手を交わし、写真を撮ってすぐコルまで下る。
 さあ、これからがメインディシュである。板を付け滑り始めると想像以上のパウダーで、数年前の四ツ岳以上に長くて超激パウ急斜面が延々と続き、頭の中が真っ白になる。松田君も、もの凄く興奮している。彼も僕も、今まで体験したことのないパウダーだ。
 二人で雄叫びをあげながら無事に急斜面を抜け、沢筋を進む。この沢がまた傾斜は緩いが雪がよく、上下左右にうねりがあり、パークのように実に面白い。安房平に着いた時は、二人とも陶酔状態で声が出なかった。林道を夢心地で平湯温泉へ向かい、暖かいお湯で体を温めた。
                                                          (大塚 記)
・日 程=1月23日
・コース=ゲレンデトップ(8:40)〜金山岩(12:50)〜安房平(14:30)〜平湯温泉(15:30)
・参加者=大塚勇三・松田仁志
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