若狭「西方ヶ岳・蠑螺ヶ岳」
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左=オーム岩からは若狭湾が見える  右=西方ヶ岳の避難小屋
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左=美浜原子力発電所  右=ゴールの蒲底集落
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 敦賀は原発しか思い浮かばなかったが、今回の山行で気比の松原や美しい海と砂浜に感激。今まで慌しく通り過ぎるだけだったが、次はゆっくり訪ねてみたいと思った。
 登山口の常宮神社は、こじんまりしているが立派な神社だった。掃除をしていた人が、二日前の紅葉が一番綺麗だったと言っていた。後日この神社には国宝の朝鮮鐘があると知った。
 登山道は初め階段が続くが、徐々に歩きやすくなる。林は葉を落とし、落葉の絨毯の気持ち良い道だった。奥ノ院展望岩、銀名水、オウム岩のポイントで休憩をとり、展望を楽しみながら歩いたので、疲れを感じることなく西方ヶ岳に着いた。山頂の標識があるところに避難小屋があった。本当の山頂は、避難小屋を過ぎて少し登ったところの三角点だと思うが、笹に覆われ見晴はなかった。
 縦走すると交通の便が悪く、車止めに戻るのが大変である。下山する集落「浦底」に停車するバスは、朝(7:49)、昼(13:47)、夕方(18:18)の三本しかない。車二台あれば問題ないが、後は自転車をデポするかヒッチハイクとなる。蠑螺ヶ岳から引き返すことも考えていたが、時間を計算すると、昼食時間をとらなければ昼の便に間に合いそうなので縦走することにした。
 敦賀湾と若狭湾を眺めながらの稜線歩きは気持ちよかった。沖縄の海のように澄んだ水色の海域が眼を引いた。そこだけ違った雰囲気で美しかった。後で知ったのだが、「水島」といって有名な海水浴場であるらしい。美浜原発もよく見えた。カモシカ台からの展望も綺麗だった。蠑螺ヶ岳も見晴らしはよかったが、特徴のない山頂だった。あとは下るだけである。麓の紅葉が美しかった。「水島」も大きく見えて、本当に綺麗な色をしていた。
 ちょっと焦ったが、バスの時刻の10分前に蒲底のバス停に着いた。車道は海岸沿いで、景色がとてもよかった。山側の紅葉も美しかった。常宮は六つ目のバス停だった。車に乗り込むと、雨がポツポツ降り始めた。(田代 記)
・コース=常宮神社(8:10)〜銀明水(9:20)〜西方ヶ岳(10:35)〜カモシカ台(11:20)〜蠑螺ヶ岳(11:56)〜
     長命水分岐(12:30)〜蒲底(13:37)
・参加者=田代妙子・宮本紀美代
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