飛騨「金山岩(山スキー)」
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左=平湯スキー場トップからアカンダナ山  右=乗鞍と四ッ岳.
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北アルプスをバックに
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金山岩山頂
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山頂からカリカリの斜面を滑る大塚さん
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 「金山岩」は地図上に山名がなく、焼岳から乗鞍岳に続く稜線の、十石山の西隣2532mのピークをいう。早い話、平湯スキー場トップからまっすぐ南に伸びた尾根の頂上である。
今回、私たちは珍しく平湯の民宿泊まりで計画した。宿に着くと「昨日は大雨が降ったんですよ」と聞かされ。2月だというのに今日は春の陽気で、既にシーズン終了の雰囲気がに漂っていた。
 平湯スキー場も地肌が出て、酷い有様だった。8時に動いた一番のリフトに乗って、一気に1770mに上る。ここから笠ヶ岳の眺めは美しかった。雪面はカリカリなので、早々にクトーを着けることにした。シラビソの中を尾根は緩やかに続いていた。高度が上ると陽に輝くまっ白な乗鞍・四ッ岳・猫岳が間近に見え、振り返ると穂高の山なみが広がっていた。山頂直下の森林限界までは緊張することなく漫歩を楽しめた。大部分の人は2000mでスキーをデポしてアイゼンに履き替える。もちろん私も履き替えたが、大塚さんはスキーのまま山頂に向かった。今回唯一出会った二人組パーティーは、驚いた様子で大塚さんを見ていた。
 山頂は風が少し強かったが快晴で、360度の眺望は本当に素晴らしかった。山頂からカリカリ斜面を大塚さんはあっという間に滑り降りていった。私は苦手なアイゼンの下りに、ちょっと緊張した。
 デポ地から安房平に滑り降りる。新雪は無理としてもザラメを期待していたのだが、大雨の影響か、樹林の雪が落ちた跡が凍り最悪の条件だった。私の足ではターンできるところは少なく、斜滑降・キックターン・横滑りを多用して足は棒のようになってしまった。安房平に出るまでの尾根はけっこう複雑で急だった。安房平から国道を滑り、国道をショートカットしてゲートに出たところで終了。ゲートから先は除雪されていた。
 滑りは散々でクタクタになっていたが、山頂からの素晴らしい風景がジワジワと心に広がってきた。新雪の時にまた来ようと強く思った。
                                                          (田代 記)

・日 程=2月15日
・参加者=大塚勇三・荒川聖一・田代妙子
・コ−ス=平湯スキー場トップ(8:30)〜スキーデポ(12:15)〜山頂(12:45〜13:00)〜スキーデポ(13:20)〜
     国道(14:55)〜ゲート(15:30)
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