白山「大辻山(山スキー)」
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左=尾根は一ヶ所細くなる  右=やっと尾根は広くなってきた
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白山遠望
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 田代・佐藤組と取立山登山口で別かれ、白峰から少し先の深瀬大橋へ向かった。山スキーMLで紹介された大辻山が目的だ。
 9時、手取湖に架かる赤い橋を渡り、左に折れて少し行った沢が取付だ。シールを着けて登り始めるが、ガチガチのアイスバーンで傾斜も急で雪も少なめ。クトーを装着してもズルズルとずり落ちる。先が思いやられる。
 クトーのわずかな引っ掛かりでの悪戦苦闘が始まる。急な沢から少し右に折れ、杉林に入ると傾斜は緩くなるがアイスバーンは変わらな い。時間も体力も非常に消耗する。救いは快晴無風であること。
 当初3人で登る予定だったが、情報からキツイとの判断で2人は取立山にした。2人が来ていれば10分で敗退していたかもしれない。1時間たって、やっと今回の一つの目的である稜線から一気に落ちているルンゼの下に到着。35度から最大40度ぐらいありそうだ。楽しみである。
 そこから先、傾斜がきついので右の稜線までトラバ−ス気味に向かう。この斜面が太陽で表面が緩み、その下がアイスバーンで非常に厄介で疲れる。振り返ると手取湖が青々と輝いていた。
 取付から2時間で、やっと稜線に辿り着く。稜線を1150mのルンゼのドロップポイントまで来た。上から見ると非常に急である。アイスバーンが緩んでいてほしい。
 しばらくヤセ尾根を進むと風景が一変した。たおやかな尾根と白山の眺望。なんやこれは。地獄から天国である。疲れがいっぺんに吹き飛んだ。
 13時。別天地の山頂(1436m)に到着。入山者は私1人で缶ビールで至福の時を過ごす。白山の眺めがメチャメチャ感動的。
 13時50分。山頂発。雪質は悪く、ルンゼはグサグサで表層雪崩が頻発する。それでもオニューの板で快調に高度を下げる。14時35分、無事大橋到着。疲れたが充実した山行だった。(大塚 記)

・日 程=2月7日
・参加者=大塚勇三
・コ−ス=深瀬大橋(9:00)〜稜線(11:00)〜山頂(13:00〜13:50)〜深瀬大橋(14:35)
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