白山「別山・釈迦岳前衛」
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左=ナナカマドの花  右=南竜ヶ馬場(南竜山荘)
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左=ニッコウキスゲ  右=別山山頂(白山本峰は雲の中)
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千振尾根
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左=三ノ峰に続く稜線  右=釈迦岳前衛で
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釈迦岳への道に咲くササユリ
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 市ノ瀬のキャンプ場をベースにして、お花とブナを求めて別山と釈迦岳前衛に登ってきた。

別山 7月23日(水)
 別当出合までマイカーが入れたので、シャトルバスの市ノ瀬始発が7時15分だった。それでは遅いので困っていたところ、隣にテントを張っておられた京都城陽のご夫婦の車に乗せていただき、6時過ぎに別当出合手前の駐車場に着くことができた。
 平日だというのに、多くの登山者で賑わっている。ほとんどの人が甚之助小屋から室堂に行くようで、分岐を過ぎると静かになった。沢筋には残雪も見られ、南竜ヶ馬場のお花畑も残雪に覆われていた。油坂を登りきると素晴らしいお花畑が広がっている。色とりどりの可憐な花々。この美しさに出会いたくて登ってきたので嬉しかった。そこから別山まで、次々現れるお花に歓声を上げながら歩いた。静かな別山山頂に到着。歩いてきた細い稜線とその先に、雲に覆われた白山山頂。また、青く輝く白水湖と三方崩山、三ノ峰に続く稜線、千振尾根の避難小屋からブナ林に続く美しいラインと、見飽きることのない360度の眺望が広がっている。
 強い日差しを受けて千振尾根を下山する。避難小屋を過ぎた頃から疲れを感じ始め、美しいブナ林と冷たい水に癒やされたが、市ノ瀬キャンプ場までとても長く感じられた。

 ※城陽のご夫婦に乗せてもらわなければ下山が遅れて、明日の計画は実行できなかったかもしれません。厚かましい申し出を快く受けていただいたご夫婦に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

・コース=別当出合駐車場(6:10)〜別当出合(6:25)〜甚之助非難小屋(8:05〜8:15)〜南竜山荘(9:05〜9:30)〜別山(12:45〜13:25)〜千振尾根避難小屋(14:20〜14:35)〜市ノ瀬キャンプ場(17:00)

釈迦岳前衛 7月24日(木)
 昨日の疲れが残っているので、登り3時間と時間を決めて歩き始めた。林道を1時間ほどで本当の登山口に着いた。この間、工事の車が何台も通り過ぎて行った。登山口に林野庁の車が止まっていて、ほどなく草刈機を持った二人の方に出会った。
 早々からブナが現われ、だんだんと太く大きな林になっていく。3年前に山スキーで来たことがあるが、もう一度このブナ林に逢いたかったので、来れてよかったと思った。予定の3時間になったが、釈迦岳前衛まであとわずかで登れると思うと欲が出て、ササユリやニッコウキスゲ・シモツケソウ・ゴゼンタチバナなど、可愛い花々も咲いているのでがんばって登ることにした。白山釈迦岳前衛に到着。白山山頂は今日も雲に覆われ、姿を見ることができなかった。すぐ近くで工事の音が響いている。切り立った足元の湯ノ谷を覗くと、大規模な堰堤工事が行なわれていた。
 登っているときに体力は回復していると思っていたが、下りになると足が重く、登りより下りのほうが足にくるということを強く感じた。ブナ林の中の水場の水は驚くほど冷たく美味しかった。美味しい水と美しいブナ林に気持ちはリフレッシュできたのだが、ここからの下りも昨日同様、市ノ瀬キャンプ場までとても長かった。

・コース=市ノ瀬キャンプ場(6:00)〜登山口(7:15)〜白山釈迦岳前衛(10:00〜10:40)〜水場(11:30〜11:45)〜登山口(12:30)〜市ノ瀬キャンプ場(13:30)
                                                          (田代 記)

・日 程=7月23日〜24日
・参加者=リーダー:大塚勇三・荒川聖一・田代妙子
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