野坂「三十三間山」
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左=三十三間山めざして  右=稜線末端(中央)と山なみ
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左=池尻  右=天龍神社
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  三十三間山に行ってきた。倉見からは何度も行っているし、天増川から往復はしんどいので、新道から林道を車で入り、適当な所から稜線に上がることにした。
 林道は川沿いにどんどん延びているが、中ほどで稜線に向かって分かれているところから取り付いた。林道はすぐに崩落していて途切れてしまったが、歩きやすいところを選び稜線401m標高点手前の登山道に30分で出られた。635m標高点から草原になり、吹く風が冷たく気持ち良い。ススキが風になびいて美しい海原になっていた。倉見から山頂までは登山者が多いはずなのに、草が生い茂り緑で潤っている。それなのに稜線は乾燥しているように感じた。鹿のせいだろうか。途中で大きな角の生えた鹿が飛ぶように逃げて行ったのを見た。登山道のいたるる所で足跡や寝床(?)を見かけた。人の少ない稜線を、鹿は走りまわっているのではないかと想像した。
 下山は早めに林道へ下りることにした。林道は地図より更に延長されているようだった。稜線の西面はほとんど植林で作業道が至る所についている。それを利用して、稜線がくの字に曲がるところからまっすぐ簡単に林道に降り立つことができた。沢を渡るところに雰囲気の良い広がりがあった。池尻と大きく木に書かれていた。林道ができる前は、きっとこんな風景が広がっていたのだろうか。何とも気持ちよい空間だった。しばらく行くと天龍神社があった。5年前の1月に山スキーの偵察に来たことがある。その時は祠だけしかなかったが近くまで除雪されていて、冬こんな山奥に参拝の形跡があることが意外だった。今回は立派な鳥居と龍の飾りにまた驚かされた。わずかで車止めに到着した。
 今年2月の三十三間山山スキーは最高の条件だった。夢をもう一度と願いながら、熊川道の駅へと車を走らせた。(田代 記)

・日 程=9月25日(月)
・コース=林道車止め(10:15)〜山頂(12:45)〜山頂下の稜線で昼食(13:00〜13:40)〜池尻(14:58)〜天龍神社(15:09)
     〜車止め(15:15)
・参加者=大塚勇三・田代妙子
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