越前「経ヶ岳」
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 坂本記者の特派員報告!
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 ヘンな天気が続いています。昨日、登山日和の日本晴れかと思えば今日は一日中ジャジャ降りの雨、明日はまた打って変わっての晴天といった按配。山行きの予定が入っている週末などは、お天気模様が気になって気になって……です。今回もまた、明暗のハッキリした展開となりました。一日目は「鷲ヶ岳」、二日目は「経ヶ岳」の予定でしたが、晴天の土曜日にメインの「経ヶ岳」を登っておこうということになりました。「奥越高原青少年自然の家」の駐車場でお昼を済ませてからの登山開始となったので、今回もまた「我々がいける所まで」が目標です。何が何でもピークを目指す、といったタイプの山登りでないので気楽なもんです。ただし、ここ一週間の花粉症の症状がひどくって、身体的にはほとんど「脳死」か「死に体」です。毎年、花粉症が完治する「夢」や「奇跡」を祈るのですがダメですね。可哀想です(泣)。
 「経ヶ岳」は夏道を歩いても厳しい山です。切窓の最後の急登を喘ぎあえぎで登ったのを思い出しました。のっけから急登が待っていました。ワカンで一歩一歩蹴りを入れて攀じのぼっていきます。3月の今頃の雪質は水っぽくて重くって汚れていて、お世辞にも綺麗な雪山とは言えません。三角山の頂上までも歩きにくい厳しい雪道を悪戦苦闘でした。尾根に乗ると勝山市街が見渡せるようになり、展望休憩所に達すると荒島岳が一際目立って聳え立っています。シーンと静まり返った静寂の中の神々しい山並みを前にして、感無量の喜びが湧いてきます。汗と水鼻とクシャミのミックスに、目はかゆい、耳はくすぐったい、喉はいがらっぽい……で発狂寸前です。
 保月山への登山道に入ると、さらにキツイ登りが待っていました。40度くらいの傾斜です。私はこの登りで「滑落」の経験をしました。ちょっと横着して一歩の蹴りを疎かにしたせいで、ズルッと滑ったが最後。10メートルは流されてしまったのです。「キャ〜〜〜、滑っていく〜〜!!!」アホですね、ドジですね。「どこまで落ちていくの〜〜?」と思いながら、視界の隅に入ってきた木の枝を必死に掴んでセーフ。「滑落」の時は過去の出来事がフラッシュバックするっていうけれど、違いましたね。わたしの場合は現在進行形で、「どこまで落ちていく?」の心配だけでした。横着せずにしっかり歩こう、と心に誓いました!!! 保月山の手前、1200メートル付近が[「我々がいける所まで」の最終ポイントとなりました。

・日 程=3月11日〜12日
・コース=六呂師高原・自然の家(13:00)〜三角山〜保月山(15:30)〜スキー場(16:50)〜平泉寺荘(泊)
・参加者=坂本恭子ほか7名
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