中国山地「津黒山・蒜山 スノーハイク」
space
space
space
space
 坂本記者の特派員報告!
space
060204_1
space
space
060204_2
space
space
space
space
 中国・米子道の津黒山と、蒜山三山の下蒜山のスノーハイクに行ってきました。
 初日は3時間ほどのドライブで津黒高原スキー場に到着。もう、別世界! 真っ青な空にカラフルなウェアのスキーヤーやボーダーたちが遊んでいます。早速私たちも230円のリフト券でイッキに750メートルの標高を稼ぎ登山口へ。青空になだらかな山並みの展望が得られ、すがすがしい気分でスノーハイク開始です。膝あたりの新雪を踏んでしばらく行くと東屋があり、すぐ近くに「津黒山登山口」の道標が立っていました。山頂までの標高差は370メートルほど。夏道なら1時間ほどのお手軽コースということですが、私たちは「まぁ〜、いけるところまで行ってみよう、3:30分がリターンタイム……」って感じです。杉の林立する斜面を急登です。ワンステップ、ワンステップと足場を固めながら雪の世界に踏み込んでいく感触が嬉しくて、嬉しくって! 木々は白い雪を綿菓子のように身にまとい、シーンと静まりかえったメルヘンチックな風景に出合うと「あぁ〜!美しすぎる!」とため息がでます。夢のような霧氷のトンネルを抜けていくと白い草原状の頂上でした。空気はキーンと冷たくなって、ほてった頬をなでる風が気持ちいい。あいにく期待の大山は展望できませんでしたが、「うわぁ〜!スゴイ、バンザ〜イ!」の展望に大満足でした。帰りはいっきに下山し、ゲレンデから見下ろしていた「津黒高原荘」が今宵の宴のお宿でした。露天風呂にビールを持ち込んで祝杯をあげました!
 2日目は犬狭峠(いぬさばりとうげ)からの下蒜山のスノーハイクでした。雪がしんしんと降って、山陰の山里の風情がこころに沁みます。昨夜からず〜と降っているようです。遠くの霧氷の森がボゥ〜と燻り湿り気のある空気感はまさに墨絵の世界。青空に映える霧氷の輝きもいいが、こういう淡色のかげりのある景色も、わたし好きなんです。杉林の急登が待っていました。雪面は地面のように堅くはないため、体重移動が乱雑であれば情け容赦なくツルッと滑る。ひざ上に達する積雪のトップをラッセルする技術や力量はなかなかのものが求められます。息が切れ、汗が流れて、蹴り上げようとするひざに力が入らないほど疲労していきます。低山とはいえ、急勾配の登りはやっぱりキツイ。しかし雪道の歩きで一番楽しいのは、誰も踏んでいない雪面に自分の足跡をつけることです。あのやわらかにつぶれる雪の感じがなんとも言えず気持ちがいいんです。しんどいけれど、もうすこし私にトップを行かせて……。あのピンクのリボンのところまで私が行くわ……の感じがたまらないんです。山頂は曇り空で寒くって展望もなく、しんしんと小雪が降り続いていました。それでもわたしは嬉しくって楽しくって雪山を満喫していました。本物の真っ白な一番新鮮な雪があって、気持ちはお花見の時のよう華やいでいました。

・日 程=2月4日〜5日
・コース=2/4 津黒高原スキー場―リフト〜津黒山(1118m)〜津黒高原荘(泊)
     2/5 犬狭峠〜下蒜山(1100m)〜下山→「快湯館」
・参加者=坂本ほか7名
space

space
space
「個人山行」のページへ戻る
space
space
space
contents
space
to_top
space