比良「蛇谷ヶ峰」
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 今日は晴天といっても、昨日は3月下旬並みの暖かさで雨が一日中降り続いた。一番恐れていた状態が早々に訪れて、せっかく描いたあの山この山のシュプールが雨とともに消えてしまった。そんな訳で、一番無難な蛇谷ヶ峰に朽木「グリンパーク想い出の森」から登ることにした。
 途中の還来(もどろき)神社で合流。ついでで申し訳けないが、今年も無事に山から戻れますようにとお祈りをした。ところが、帰って由来を見てみると「伊香立途中町にあり、藤原百川(ももかわ)の娘・旅子(たびこ)の霊をまつる。旅子はこの地に生まれ、のち桓武天皇の夫人となる。彼女の死後、その遺言によって生まれ故郷の梛(なぎ)の木の下に埋葬された。同社には神木椰の古木が残る。社名も彼女が再び故郷に還って来たことに由来する」とあって、シマッタと思った。
 朽木「グリンパーク想い出の森」にはすでに数台の車が止まっていた。先行者がいるのかと思っていたら、「グリンパーク想い出の森」では歩くスキーやワカンの貸し出しがされていて、森の中を歩いている人達の車だった。
 この辺りで積雪50cmほどで、例年と同じように思ったが、上に行くとどんどん深くなっていった。シール歩行も問題なく快適で、帰りが楽しみに思えたのだが……。スキー場からの尾根に合流すると標識が雪に埋まっていて、山頂を見るとブッシュも隠れて改めて積雪の多さに驚いた。もう一つ驚いたことは、我々がトップで山頂には誰もいなかった。この時期にこんなに静かな山頂は珍しく、思わず「ひゅーひゅー」と嬉しい悲鳴を上げてしまった。真っ白な武奈ヶ岳や湖北の山々が見渡せた。風を避けて琵琶湖を眺めながら昼食にした。待望の滑りは、せっかくブッシュも隠れているのにウインドクラストの悪雪で、思うようにターンできなかった。期待の尾根も切り株がやたらと引っかかり、木の周りが空洞になっていて思うように滑れなかった。先週だったらきっと快適だったと思う。若狭「駒ヶ岳」の雪質が懐かしかった。
 下山時に当会の村西さんに出会って、スキー場への林道が土砂崩れで通行不能になったと聞いた。そういえばヘリコプターが煩く上空を飛んでいた。それで山頂には誰も居なかったことも合点できた。                              (田代 記)

・日 程=1月15日(日)
・参加者=草川啓三・田代妙子
・コース=朽木「グリンパーク想い出の森」(9:45)〜山頂(12:00〜13:00)〜朽木「グリンパーク想い出の森」(14:10)
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