金剛「二上山」
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左 山麓から見た雌岳(左)と雄岳(右)、右 岩屋峠
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左 岩屋、右 雌岳山頂の日時計と三角点
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左 金剛山脈の山並み(岩橋山〜金剛山・葛城山)、右 雄岳山頂に建つ葛木坐二上神社の社
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 新春の初歩きに、万葉の山と史跡ハイクへ大和にでかけた。これまでにも、信貴山はじめ竜田川や斑鳩の里など足跡をのばしてきたので、これからも少しづつ取り上げたいと思っている。ハードな登山とは別の愉しみである。
 当麻寺駅から参道を當麻寺本堂まで進み、當麻山口神社から岩屋峠へ登る。初田川に沿って西へ向かうと天台宗の祐泉寺があり、その門前で休憩した。
 岩屋峠の大阪側に「岩屋」と「岩屋大杉(千年杉)」(倒木)があり、中将姫にまつわる伝説が残っている。だが、この岩屋が歴史的にどのようなものなのか、まだ解明されていないようだ。
 稜線をダイレクトに雌岳へ登るルートもあるが、山腹を巻く散策路から山頂をめざした。あちこちにサザンカの深紅の花が咲き、日時計の側で金剛山・葛城山を眺めながら昼食にした。
 馬の背から雄岳へ上がると、広葉樹の林が広がり、葛木坐二上神社(かつらぎにいますふたかみのみやしろ)が祀られていた。元日は例大祭がここで執り行なわれ、多くの人で賑わうという。あちこちに、美化協力金(200円)の支払いを求める紙が貼られていた(払わない場合は、入山を拒否するという強い文言で違和感がある)。
 大津皇子の墓から北東方向へ尾根を下ると、葉を落とした明るい雑木林が続く。時おり丁石があって、信仰の道であることがわかる。途中に梯子がかかる急な坂道だが、二上山駅への分岐を左に見送ると加守神社の横に出た。
 山麓の落ち着いた小道を、寒ボタンが咲く石光寺から中将姫の墓を経て当麻寺駅へ戻った。               (竹内 記)

・日 程=1月2日(月)
・参加者=竹内康之・岩野美智子
・コース=当麻寺駅(9:30)〜當麻寺(9:40〜9:50)〜祐泉寺(10:20〜10:25)〜岩屋峠(10:45〜11:00)〜
     雌岳(11:15〜11:40)〜馬の背(11:45)〜雄岳(11:55〜12:05)〜加守神社(12:45)
     〜石光寺(13:20〜13:30)〜當麻寺(13:50)〜当麻寺駅(14:00)
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