湖北「山門湿原〜東ヶ谷山」
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山門湿原
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山門湿原(展望台から)
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国境稜線へ大浦越
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左から、山門湿原の「ブナの森」を離れ国境稜線へ  大浦越の峠
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 湖北の山といえば、江濃国境や越美国境の山々をイメージするが、そこから派生する支稜や琵琶湖との間に広がる標高の低い地域にも、気になる山が散らばっている。
 この東ヶ谷山もそのひとつで、東山麓には山門(やまかど)湿原があり、晩秋の景色を求めて行くことにした。今秋は紅葉も遅くまで見頃で、ちょっとトクした気分である。
 湿原入口の駐車場から「水源の楽舎(まなびや)」を通って湿原に向かう。管理人も常駐し、植物のことなども答えてもらえる。湿原は大きく三つに分かれ、一番南側のエリアがそれらしい雰囲気を持っていた。ただ、どこも乾燥化が進んでいるようで、ササの侵入している所が目立った。展望台から廻りこんでブナの生える支尾根にのる。
 国境稜線に出ると西側は植林地で、岩籠山から乗鞍岳につづく稜線が目の前に横たわる。北西には敦賀湾も海面を覗かせていた。歩きにくい植林の道をつたい、昼前に山頂へ達した。
 大浦越の峠道を確認すべく尾根を南下する。稜線はなかなか雰囲気のよい広葉樹の林で、足取りも軽く峠に下りついた。古い道形は西へは残っているものの、東側は落葉の斜面に踏み跡が消えていた。仕方なく送電線の巡視路を下山する。しかし、途中の谷間で流れに沿って下る峠道を見つけることができた。
 山中牧場の南側にも、かつて湿原があったと思われる地形がある。湿原は消え去り、土砂が堆積していた。牧場より尾根を越え山門湿原に戻る。

・日程=11月28日(日)
・参加者=竹内康之・田代妙子・宮崎信子
・コース=「水源の森」駐車場(9:25)〜山門湿原(10:00)〜国境稜線(11:00)〜東ヶ谷山(11:55 12:50)〜
 大浦越(13:30 13:40)〜山中牧場への道(14:35)〜山門湿原(15:15)〜「水源の森」駐車場(15:50)
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