昨年通りなら、とっくに桜は満開のはずが今年は1週間ほどおくれているようで、大覚寺の大沢池の周囲の桜も蕾のままで寂しく感じた。大覚寺のガイドをKNさんにお願いした。時間をかけて調べて頂いたようで嵯峨天皇と空海との関わりや、後深草天皇の時『南北朝』に分かれた時代や建物の推移など詳細な説明を聞く事が出来た。
特に天皇の名前の付け方は興味深かった。充分な内容で頭を一杯にしてゆっくり拝観した。そこから離れた場所の車折神社を目指して歩いた。桜の宮と言われるだけあって14種類の桜の木の中には咲き終えた木や満開の渓仙桜も見られた。芸能人だけでなくスポーツ選手などの名前が書かれた赤い玉垣がずらりと並べられている。鹿王院近くの公園で昼食。渡月橋は混雑を避けた為、対岸に渡ってから琴聞き橋にまつわる小督と源仲国の一件と三船祭などの説明をした。嵐山に沿った千光寺までのアップダウンのある道は空いていた。昨日の雨の影響で大堰川は増水しており船下りの営業も停止していた。星のやの旅館の入口から千光寺の階段を登っていくつづら折れの急な階段で息を切らせて登った。めったに人の来ないお寺だと思っていたが。お寺の方から説明をしてもらいながら、最近は外国からの方が大勢来てくれるようになった事が分かった。お寺から眼下に広がる市内の山々を眺めた。対岸には秋の紅葉の季節、11月に登った亀山公園の展望台も見えた。最後の訪問地、櫟谷宗像神社と十三参りの法輪寺はS氏のガイドで、面白詳しい話をしてもらった。外国人の大半は神社に参らず、モンキーパークへ続々と入園していた。法輪寺の展望台からの眺めも楽しめた。渡月橋が直下にあって十三参りの時、橋で振り向いたら頂いた知恵が逃げてしまうと言われて必死で前を向いて渡った事も思い出した。電電塔は電気電波の功労者エジソンとヘルツのレリーフがかけられていた。ここで解散して嵐電と阪急の駅に分かれた。今回は二人の名ガイドさんのお陰で皆さんに楽しんで頂けたと思う。
(一瀬 記)
・ 日 程=2024年3月28日(金)晴れ
・ リーダー=一瀬 サブリーダー=斉藤
・ 参加者=20名
・コース=JR嵯峨嵐山駅(10:00)~(10:20)大覚寺(11:30)~(12:05)車折神社(12:22)
~(12:35)公園・昼食(13:10)~(13:20)琴聞き橋~(13:40)戸無瀬の滝
~(14:00)千光寺(14:30)~(15:00)櫟谷宗像神社~(15:15)法輪寺(15:40)解散
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