前日の雨が見事に上がって、曇り空には時々薄日が差している。住宅地を歩いて篠村八幡宮へ向かう。篠村八幡宮は足利尊氏の鎌倉幕府倒幕の旗揚げの地である。立派な社殿だがひっそりしている。
そこからの旧山陰道は家も少なく府道に合流してしばらく続くが、狭いわりに車が多いので本来のルートを外れて、早めに鵜の川の方へ下りる。しばらく先で旧山陰道になり、そのまま進むと竹薮の道になり国道9号線に出る。9号線を右に行くと明治に造られた、レンガ造りの「めがね橋」(田辺朔郎設計)がある。さて今日一番の難関が国道を横切ることである。何分かかるか?ふと左右を確認すると車が見えない。「今!」と思った瞬間、誰かの声で「渡れ!」の合図、全員が素早く渡った。意外と早く、その時が来た。ホッ。
後は京都縦貫道をくぐり、ジグザグの坂道を登りきると旧老ノ坂峠だ。いつ来ても薄暗い。さらに行くと「首塚大明神」、その先から洛西散策の森へ入りやっと山道だ。何度かアップダウンを繰り返し最高地の息継大峠に着く。眼下に桂坂の住宅地、遠くに京都市街が見える。景色を楽しみながらお昼にする。散策の森を下りて、途中の山陰道では季節の大枝柿の売店が点在している。柿で重く膨らんだリュックを背負い、歩を進める。
沓掛からは旧道を歩くつもりだったが、道幅が狭く不評だったのでそのまま山陰道を行き、大枝小学校手前で旧山陰道へ入り住宅と竹林の道を9号線まで歩いた。旧道は9号線を少し北に行った道に繋がっているが、信号を渡ってため池の北から旧道に入った。普段は通る事の無い道だが、古い町並みが残る旧街道を桂まで歩いた。
(斉藤 記)
・ 日 程=2023年11月11日(土)曇り
・ リーダー=斉藤 サブリーダー=中村
・ 参加者=16名
・コース=コースタイム 馬堀(9:15)~(9:35)篠村八幡宮(9:45)~(10:30)めがね橋(10:40)
~(11:00)旧老ノ坂峠(11:05)~(11:15)首塚大明神~(11:30)洛西散策の森入口
~(11:50)息継大峠(昼食)(12:22)~(12:35)展望台~(12:50)シンボルゾーン(13:00)
~(13:25)沓掛~(13:45)大枝小学校~(14:10)9号線出合い~(14:40)桂 解散
|