三重県東海道宿場町、関宿の北には観音山と関富士の二つの低山がある。秋晴の好天の一日、二座をめぐり関宿の散策を楽しんだ。観音山の南斜面には、江戸末期の名石工「丹波佐吉」による石仏が自然石を利用して彫られている。路傍のお地蔵さんとは違って、彫り筋の深い名品である。斜面をジグザグに登りながら鑑賞した。展望台からの見晴らしはよく、遠く伊勢湾から対岸の知多半島、伊勢の奥まで望むことができたし、南に広がる布引山地の錫杖ヶ岳の鋭いピークが際立っていた。
一旦鞍部に下り関富士に登り返す。四等三角点点名「富士山」である。南斜面の下りは最近使われてないようで荒れていた。登山口まで下りるとロープで立ち入り禁止になっていた。関神社にお参りの後、関宿を西に歩き街並みを楽しんで帰路についた。
(服部 記)
・ 日 程=2023年11月8日(水)晴れ
・ リーダー=服部
・ 参加者=12名
・コース =(7:15)JR山科駅=(8:35)関市西の追分駐車場(8:50)
~(9:10)観音山登山口~石仏巡り~(10:05)観音山山頂224m
~(10:20)鞍部~(10:40)関富士登山口~(11:00)関富士山頂(11:35)
~(12:00)観音山登山口~(12:45)関神社~関宿散策
~(13:40)西ノ追分駐車場=(15:00)JR山科駅、解散
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