残暑厳しい折、不安定な天気が続く。この日も雷雨予報であったが、雨覚悟で決行。鉢伏山のスキー場は風が吹いており、いくぶん涼しい。草原の中を高丸山へ時計まわりで進む。眼下に見下ろす高原のたたずまいが美しい。冬のスキー場ばかりが目立つ鉢伏山であるが、緑の草原に被われた夏の姿も美しい。鉢伏の山頂から降りてくる大勢の大学合宿生をやり過ごすと、すぐに山頂についた。スキー場の施設はやや興ざめであるが、山頂からの展望は素晴らしく、氷ノ山もなだらかな尾根を従えたきれいな三角形で、雲も取れて夏空に映えている。峠からの林道の雑木林には様々な鳥たちが目を楽しませてくれた。
次の日、親水公園のテント場より出発。いきなりの急登が始まる。布滝、不動滝と右左に現れるが、不動滝はほとんど見えない。急斜面はジグザグに28曲がりと銘打ってある。我慢の登行だ。地蔵堂でようやく一息ついた。スギの植林が終わるとブナの木が現れだす。根を挙げそうになるころ、峠(氷ノ山越え)についた。そこからはブナの木が目立ち、樹周り3mほどの巨木も出てくる。ブナの木が背の低い灌木に変わると、傾斜も増し、笹原が現れだした。三角形の避難小屋が目前に立つ。回り込むと山頂広場に躍り出た。広い山頂は笹が伸びていまいち展望が悪い。下山は東尾根まわりで進むが、疲れた体にはかなり長く感じた。登山口の林道に降りても、親水公園まで30分の歩きが待つ。
(服部 記)
・ 日 程=2023年8月25日(金)~26日(土)晴れ
・ リーダー=服部
・ 参加者=4名
・コース =25日:(7:05)JR二条駅西口=鉢伏スキー場登山口(10:25)~(11:00)小代越え
~(11:10)高丸山~(12:15)鉢伏山(12:45)~(13:30)林道出会い
~(14:30)スキー場登山口=福定親水公園キャンプ泊
26日;親水公園キャンプ場(6:00)~(6:15)布滝~(7:15)地蔵堂
~(8:30)氷ノ山越え~(8:50)1278m~(9:55)山頂(10:20)
~(10:50)神大ヒュッテ~(12:30)登山口分岐~(13:00)登山口
~(13:40)親水公園キャンプ場=(17:30)二条駅
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