朝方の霧も晴れ絶好の好天となった。下ノ池から中、上と順番に鳥観察を行う。下ノ池にはマガモの群れが池を埋め尽くし、雄のマガモが頭のグリーン色をキラキラ光らせている。奥の方にはヒドリガモとヨシガモの小さな群れがいて、頭を垂れて休憩中だ。突如水面を泳いで渡ったのはヌートリア、ハスの葉を食い荒らす悪者らしい。中ノ池は鳥も少なく、コガモが岸辺に集まっていた。畑地のモズを見ながら上の池を目指す。上の池の広い拡がりを見渡すもコウノトリは来ていない。残念だった。今日は主役のいない観察会になった。バスの時間があるので、府岳展の観察会は鳥合わせをして終了、解散になった。わが京都山の会は八木駅まで歩いて帰るため、そのまま居残り食事タイムにした。暖かく気持ちよかった。キラキラ輝く水面を眺めふと空を見上げると、大きく羽を広げたコウノトリが舞っていた。「来たー! コウノトリ!」思わず声が出た。悠然と上空を舞いながら、静かに着水した。すぐにもう一羽現れた。解散後人が少なくなって、待っていたかのように現れてくれた。イソシギ、イカルチドリ、キアシシギ、ノスリも顔を出した。おかげで印象深い探鳥会になった。
(服部 記)
・ 日 程=2023年2月12日(日)晴れ
・ リーダー=服部 サブリーダー:北川
・ 参加者=17名(府岳連全体では66名)
・コース =JR亀岡駅北口(8:30)=(9:20)下ノ池集合地(9:40)~中ノ池(10:30)
~(11:00)上ノ池(11:30)府岳連解散~(12:30)山の会帰路につく
~(13:30)JR八木駅
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