湖北地方の分水嶺尾根から流れた水は高時川に集まり、下流で姉川と合流して琵琶湖にそそぐ。岐阜県境の山々や、横山岳、七頭ヶ岳、己高山などを傘下に置く自然豊かな山域である。地理院地図で見ても、上流域には植林のマークがなく、落葉広葉樹の世界だ。余呉町菅並の集落奥から中河内に至る林道沿いを歩く片道3時間ほどのコースである。かっては谷の出会いを中心に集落が展開した場所で、現在はすべて廃村になっている。林道脇の山野草を観察し、川のせせらぎを聞きながら、時折聞こえる鳥の声に聞き耳を立て歩く。満ち足りた時間を満喫できた。
(服部 記)
・ 日 程=2022年5月11日(水)曇りのち晴れ
・ リーダー=服部 忠
・ 参加者=10名
・コース =JR山科駅前(7:20)=大音のシラカシ(8:45)=高時川(9:30)
~小原集落跡(10:30)~田戸集落跡(11:30)~(12:30)鷲見集落跡(13:00)
~往路を戻る~駐車地(14:20)=菅並の大ケヤキ(15:00)=JR山科駅前(17:20)
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