期待した桜の花見例会は、全くの誤算になった。例年より開花が遅かったサクラは、咲きだすと一気に駆け上がり、20日にして全山葉桜という結果であった。その代わりに、山肌は新緑に覆われ、サクラ後の花たちが賑わいだしていた。世界遺産に登録された社寺仏閣を休憩がてらに参拝し、道路わきの花をめでる観察会に早変わりである。特に。釣り糸を垂れたようなウラシマソウは思いがけなかった。林床の暗い場所のシャガは一面を白く染め、路傍の花壇のセイヨウシャクナゲ、ベニバナトキワマンサク、キレンゲツツジ、それもまた美しかった。野生のニリンソウやヤマエンゴサク、キランソウ、ウワミズサクラ、目をやるところにはなにがしかの花が。この時期ならではである。桜にはフラれたが、他の花たちが温かく迎えてくれた。
(服部 記)
・ 日 程=2022年4月20日(水)晴れ
・ リーダー=服部 忠 サブリーダー=三木 洋
・ 参加者=12名
・コース =近鉄京都駅(7:14)=吉野駅(9:22)=ロープウェー(9:40)
~金峯山寺(10:00)~火之見櫓△435.1m(10:50)~吉野水分神社(11:45)
~(12:00)高城山展望台(12:35)~金峰神社(13:05)~往路を戻る
~吉野駅(15:12)=近鉄京都駅(17:18)
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