寒波真っただ中の山行になった。ここ数日の雪でかなりの雪が予想されるが、月末からは暖かい日が続くようだ。雪を浴びる最後のチャンスだ、行かない手はない。イン谷口の駐車場はもう一面の銀世界で、アイゼンを装着した大山口は50㎝の積雪。休日とあって車も多く、早くから人が入っている。青ガレ、金糞峠と順調に歩を進める。むしろ小石や浮石が雪に隠れて歩きやすいほどだ。峠からは一段と深くなった雪を慎重に進む。沢にかけられた橋を渡るのがやりにくい。登りの斜面では、腰までの壷足で動きがさえぎられる。山頂に着くまでにかなりの時間を要した。しかし、厳冬期のブナ林は、神々しいほどの景色だ。枝先に付いた樹氷、2m程の雪が主幹を隠し、黒々とした幹がタコノアシのように伸びている。夢中で写真を撮った。ブナの大木の樹下で昼食をとった後、来た道を戻った。下山は、雪がクッションになって心地よく歩けた。
(服部 記)
・ 日 程=2022年2月23日(水)曇り時々雪
・ リーダー=服部 忠
・ 参加者=6名
・コース =集合、京都駅3番ホーム(7:10)=JR比良駅(8:10)=イン谷口(8:30)
~大山口(9:00)~青ガレ(10:00)~金糞峠(10:30)~(12:30)コヤマノ岳(13:05)
~金糞峠(14:00)~イン谷口(15:00)=比良駅(15:10)解散
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