播磨、兵庫・丹波の山々は標高は低くいが、夫々が屹立して、個性を持っている。
決して、低山と侮るなかれ。西脇市の「日本へそ公園」に立ち寄る魅力もあり「大人の遠足」のつもりで気軽に参加したが、間違いだった。
西脇市城山公園のグランドから比延山の登山道を登る。・173mを経て急峻な尾根を上がり平らな比延城跡に着く。△286.9mは僅か先に有った。岩山である。
天気が良くて眼下に流れる加古川や播磨の田園の広がりは、世界の混乱を忘れる長閑な景色だ。
北尾根を下り、「へそ公園」のあずま屋で食事にするがその前に、JRの高架を渡り「経緯度標」を見に行く。
東経135度、北緯35度が交差する日本の「へそ」と言うに値する大きな石柱が埋められて、磁石を置くと正しく「北」を示す。特に印象に残ったのはJRの「日本へそ公園駅」の駅舎だった。
午後は移動して黒田庄の福谷公園・稲荷神社から△456.7mを目指してこれまた急峻な山道であった。山頂からの展望は申し分ない。
私にはほとんど馴染みのない山々で、何時ものことだがリーダーの博識に唯々驚くばかり。
下山は南向きの尾根から周回するように・189mとの鞍部から、神社に戻る。折角だから、・189mのピークを探訪した。
ほとんど忘れられたピークに行く踏み跡は、足元に纏いつくコシダやサルトリイバラに阻まれたがピークに着くのはそんなに困難ではなかった。
無事下山して神社脇の駐車場で解散した。今日の二座は、標高には関係なく岩稜であった。「大人の遠足」には、いささか厳しいと言うのが感想である。(公庄記)
・ 日 程=2021年2月13日(土曜日)晴
・ リーダー=横田 和雄
・ 参加者=11名
・コース=西脇市城山公園(9:00)〜(9:40)比延山城跡〜(9:50)比延山(△286.9m)(10:00)
〜北尾根〜(10:45)城山公園=日本へそ公園〜経緯度標=黒田庄岡・福谷公園
〜稲荷神社(12:35)〜愛宕コース〜(13:45)△456.7m(14:10)〜(15:00)・189m
〜(15:20)稲荷神社
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