京都駅から乗車した新快速が余呉駅に近づくにつれ黒雲が厚くなる。余呉駅前で自己紹介をし早々に出発する。14名一体となり、賤ヶ岳には1時間半ほどで到着、三等三角点にタッチ。全員健脚でリーダーとしてはこの上ない幸せ。途中、樹陰や朽ち木の随所にキノコが顔を出す。食べられるのかなぁ、有毒かなぁ、などと楽しい会話をしながら歩いた。
賤ヶ岳は、羽柴秀吉が天下人となる「賤ヶ岳の戦い」の舞台である。羽柴秀吉と柴田勝家が余呉湖を挟み激突した。賤ヶ岳山頂からの景観は抜群で、琵琶湖や余呉湖、湖西の山々、南の伊吹山など360度のパノラマが広がる。しかし、この日はガスが重たく湖面を覆う。「幻想的で素敵！」と慰めのような声が後ろから聞こえてくる。皆さん、優しい。賤ヶ岳山頂で昼食、集合写真撮影の後、行動開始。太平良山あたりから、また雨が降り出してきたので、神明山を断念し、権現峠からの下山を決め、皆に伝える。下車駅がまちまちなので余呉駅で解散式を行い、15:11発の新快速に乗り京都へ。（駒田 記）
・ 日 程＝2020年9月26日(土）
・ リーダー＝駒田一郎 サブリーダー＝廣田富三
・ 参加者＝14名
・ コース＝余呉駅〜登山口〜大岩山〜賤ヶ岳〜太平良山〜権現峠〜余呉駅
|
