森林公園の駐車場から少し時期の過ぎた八重サクラの並木を抜け、新緑の楓の林を登る。少し開けた谷をわたり支尾根に取り付き、主稜線近くになるとブナの樹が多く見られると、すぐに高島トレイルの通る主稜線に出合う、ここで昼食とし食後、再集合時間を確認して、撮影の為、各々自由行動とする。今日は天気も良く、山頂に向かったメンバーの話では遠く白山まで見えたそうだ。北風が吹き荒れ凍り付いたブナ、紅葉に色取られたブナ、新緑に生き生きしたブナ、今までに何度も訪れてきた若狭駒ヶ岳だが、昨年の大風を受けてブナの巨木が根こそぎ倒れていたり、太い幹の途中で折れていたりと信じられない様な光景が随所に見られ、心が痛んだ。しかし、日当たりの良くなった足元には既に、次の世代の新芽が出ていた。鹿の食害を逃れて順調に育って欲しいと思う。たどり着いた駒ヶ池は水量が少なく、期待していた山上の神秘的な池とは少し違っていたみたいであった。それでも、それぞれに撮影をして、来た道を登り返し、帰路に着く。
・日 程=2019年05月08日 晴れ
・参加者=8名
・コース=森林公園駐車場〜森林公園〜高島トレイル尾根合流〜駒ヶ越〜駒ヶ池(ピストン)
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