越前「藤倉岳〜鍋倉岳」
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 坂本記者の特派員報告!
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左=イカリソウ  右=奇抜な造形美
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左=北西尾根に広がるブナ林  右=最高の森林浴!
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藤倉山で
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 関西周辺の今まで行きそびれていた山、再挑戦してある種のリベンジを果たしたい山、気になるのに縁がなかった山などを、この際例会に組み込んで参加者を募って行ってしまぇ〜と目論んだサカモト。今回は「行きそびれた山」であった今庄の「藤倉山〜鍋倉山」に登ってきた。
 登山口の新羅神社は裏山の斜面が「カタクリの群生地」で有名だが、今年はシカに喰われて大きな被害を受けたそうだ。神社奥に「藤倉山ハイキングコース入口」の標識があり、よく踏まれた登山道をジグザグに登っていく。イカリソウやコバノガマズミの咲く気持ちのよい雑木林が広がっている。石垣の残る城址や関電と北電の鉄塔を通過すると、間もなく夢にまで見た美しいブナ林が現れた。色白で長身の美人ブナが林立する気品と風格のある森、樹間を渡る5月の爽やかな風の流れ。遠くで仏法僧が啼き、目の前でウグイスが谷を渡っていく姿。そして「私は今、まさに森林浴の真っ最中!」を実感する心地良さとシアワセ感に満たされていく。路なりに道標に導かれたところが三等三角点のある藤倉山(643.5m)の頂上であった。木に掛けた山名のプレートを囲んで記念写真を撮った。今庄の町並みを見下ろせる電波反射板のところで早めの昼食タイムとした。天気予報の通りパラパラと通り雨に見舞われたが、幸いにすぐに止んだ。昼食後、鞍部(鳥山跡)に下っていき鍋倉山につづく北西尾根の急坂を登る。何んとも言えない瑞々しい、生命のチカラを感じる新緑の森が美しい。
 思わず立ち止まらずにいられない奇抜な造形のブナの木を一本、一本観察しながら進んだ。鍋倉山(516m)のピークは「多分、ここ」とあまり確信が持てなかったが、読図どおり送電線の鉄塔の下を行くと視界が開けて、ホノケ山や日野山、南越前の山なみの胸をすく大展望。振り返れば、いま来た鍋倉の山容が迫って来て、縦走の醍醐味を味わう。チゴユリの大群生やレンゲツツジの春の彩りの山をアップダウンすると、弘法大師ゆかりの「弘法寺」に辿り着いた。ここからは「八十八か所巡り」の参道となり、登山口まで次から次へと石仏がお出迎え。最後の「一番目」の釈迦仏に、元気に山登りができ無事に下山できたことを感謝して大きくお辞儀をした。
 「おばちゃんの店」という強烈な店名の蕎麦処で、ビールと今庄そばで打ち上げ。京都からの“エエとこ連れてって”風の盛り上がりであった。
・日 程=5月9日
・参加者=5名
・リーダー=坂本恭子
・コース=今庄駅〜新羅神社(10:09)〜藤倉山(11:12〜12:00)〜鍋倉山〜鳥山跡(13:14)〜弘法寺〜
     登山口(14:30)
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