曽爾「住塚山〜国見山」
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 坂本記者の特派員報告!
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国見山頂上
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左=桜満開なら雨も楽し!  右=住塚山頂上
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霧の山桜と屏風岩
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 笠置・月ヶ瀬・青連寺湖などを通過して、長いドライブの果てに辿り着いた曽爾村から住塚山と国見山を見上げるが、暗雲はやがて雨となって屏風岩公苑での身支度は久しぶりの雨具着装となった。「ヤマザクラ咲く屏風岩」をカメラに収めたい多くの写真家たちが、カメラをセットしてシャッターチャンスを待っている。霧の中のヤマザクラも幻想的で捨てがたい魅力があるが、あの迫力ある柱状節理の断崖がガスの中に隠れているのがなんとも口惜しい。未練たらしく霧が流れるのを待っていたサカモト。登山口付近で一瞬のことだったが、岩壁の裾野をサクラが彩る景色をカメラに捕らえることができた。
 鹿除けネットの掛かったスギの植林帯を登る。ドロドロのぬかるんだ急坂を直登し尾根に着く。コナラやリョウブの林立する緩やかな坂を登りつめると、そこが二等三角点の「住塚山(1009.4m)」の頂上であった。「風が強くって寒い、ガスの中で展望なし、お腹ぺコペコ」の三重苦の山頂。早々に記念写真を撮って、昼食場所に向かって出発した。いったん植林帯を下ってゼニヤタワと称する鞍部に着く。リーダーがひときわ大きなザックから風除けシートを取り出して、木と木の間に張ってくれたお陰で、なんとか冬並みの寒さを凌いでランチを済ませることができた。食後の登りはきつい。痩せた急な岩稜帯が現われて、ロープを頼りに慎重に三点確保で登りつめる。この雨の中でも何組ものパーティと出会い、人気の山を実感する。やがて登り始めから2時間で、めざした国見山の山頂に到着したが、360度ガスの中。室生火山群の展望台と言われているテッペンに立って、「登山にとってこんな悪夢の日もあるよね〜、ハハハ」「せいぜい気を付けて下山しましょ!」と慰めたり励ましたり。記念写真を撮って往路を下った。小雨になった屏風岩公苑には、朝にも増してカメラマンが詰めかけていた。奥行きのある広い公苑の見事な古木、大木のヤマ桜が満開であった。今年最後のサクラをみんなで愛でた後、曽爾高原温泉「お亀の湯」で冷え切った体を温めた。大きい露天風呂と「ヌルッ」とした泉質が気に入った。
・日 程=4月20日
・参加者=10名
・リーダー=岡本 登/サブリーダー=堀田 昌子
・コース=曽爾村屏風岩公苑登山口(12:00)〜住塚山(12:45)〜国見山(14:00)〜屏風岩公苑(15:45)
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