西山「ポンポン山〜天王山」
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たっぷりと雪が残るポンポン山山頂
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左=展望が開けて外畑方面が見える  右=下山途中の展望所
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左=最後のピーク天王山山頂  右=立派な鳥居が建つ酒解神社
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 少し寒さも緩み、今日は暖かく気持ちのよい青空が広がる。高槻市バスに乗り込んで市街地を通り抜け、山間部をバスは高度を上げて行く。出灰(いずりは)のバス停で下車する。出灰川に沿って平坦な車道を歩く。日差しが暖かく汗が滲んでくるようだ。「せせらぎの里」と呼ばれる手作り教室などの看板が掲げられた民家が数軒あり、その前を通り過ぎると、やがて一休禅師史跡の道標が見えてくる。ポンポン山への登山口はここから始まる。
 いきなりの急登から始まる。今まで平坦な道だったので、なおさらそう思えるのであろうか。平坦な道と傾斜のある道で次第に高度を上げていく。登 山口の標高がすでに高く、山頂まで楽に行けると思ったが、予想外に積雪が多くなかなか厳しい。
 分岐に立つポンポン山への道標を3〜4本過ぎると西尾根コースと合流する。ほとんど山頂直下に出て、最後にある山頂への急登を一気に登りきりポンポン山に着く。平日にもかかわらず登山者が多い。いつもは山頂からの眺望は素晴らしいものがあるが、今日はPM2.5の影響なのか霞んでいて見通しが悪い。
 本日の行程は上りより下りの距離が長く、早々に下山を開始する。東海自然歩道にもシャーベット状の雪が一面にあり、滑らないように下る。東尾根との分岐を過ぎるとすぐに右手にあるオレンジ色の鉄塔の方へ入っていく。
 釈迦岳山頂にもたっぷりと積雪がある。ここから京青の森を通り、四辻へと下りてくる。右へ行けば大沢の集落、左は長岡京の奥海印寺へと下る。今日は直進して、ベニーカントリー東側の府境沿いに柳谷観音駐車場へと下りていく。
 車道を少し下り、右手の小さな橋を渡ると平坦なハイキング道になる。少し下れば浄土谷の田園風景が広がる。天王山ハイキングコースの道標に従い、急坂の登りとなる。傾斜が緩くなり、登りきったところが小倉神社との分岐となっている。ここからは平坦な道がつづき、ひと登りしたところが天王山山頂だ。石が積み重ねられた山頂で、戦国時代軍事上重要な位置にあった山だ。
 竹薮の薄暗い道を少し下ると酒解神社に出る。景観は少し寂しい感じがする。さらに下っていくと、禁門の変で敗退した長州軍十七烈士の墓が静かに佇む。やはり天王山は重要な位置にあり、歴史ある山であることを実感する。
 最後に下り立ったのは、大黒さんで有名な通称「宝寺」と呼ばれている宝積寺。聖武天皇の勅願を得て、行基が開いたとされている。仁王門を出ると、あとは舗装された急坂をJR山崎駅へ向けて下る。今日は、リーダーの体調不良によりサブリーダーにほとんどトップを努めてもらい、なんとか無事歩き通すことができた。(今村 記)

・日 程=2月26日
・リーダー=今村克美/サブリーダー=原田 毅
・参加者=15名
・コース=出灰(10:15)〜登山口(10:40)〜ポンポン山(12:15〜12:45)〜釈迦岳(13:20)〜十字路(14:05)〜
     柳谷観音駐車場(15:05)〜天王山(16:25)〜宝積寺(17:00)〜山崎駅(17:20)
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