西山「山上ヶ峰(北松尾山)・嵐山」
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左=烏ヶ岳の下、トラバースルートから見た愛宕山  右=松尾山近くのビューポイントからの眺め
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鳥ヶ岳山頂で記念撮影
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嵐山城址からの眺め
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 京都に甚大な災害をもたらした台風18号。嵐山は渡月橋に濁流が押し寄せるた。その惨状を繰り返しテレビが放映していたので、よく知られている。あれから二ヶ月が過ぎて、近郊の山々の被害状況も少しずつ聞こえてきた。
 17名が参加した今回のコースは、渡月橋の上流なので不安ではあったが、下見は好きでないので現地で判断すればよいと考えていた。何かあるとすれば、道路の陥没や倒木ぐらいだろうと思っていた。まさか、トロッコ保津峡駅の吊橋が通行止めになっているとは思いもしなかった。きっと、渡月橋と同様に流れにさらされ、想像を絶するありさまだったのだろう。
 しかし、吊橋を渡らなければ山に登れない。橋は、見た目は修理も進んでいるようなので、張り縄を跨ぎ強引に渡ることにした。用心して二名づつ渡った。全員無事に渡り終え、保津川沿いから登山道に入った。初っ端から急な登りがつづいた。
 Iさんが参考にとGPSの軌跡を見せてくれた。尾根に出る登山道は、国土地理院に記されている登山道より南の尾根を登っていた。
 山上ヶ峰(北松尾山)を往復して、少し早目の昼食とした。ここからは、車道でいうスカイラインのような登山道を紅葉と景色を愛でながらの稜線漫歩となる。天気は快晴。爽やかで、とても気持ちよかった。
 鳥ヶ岳には、トラバースルートから直登で登った。嵐山山頂から嵐山城址一帯が城であったらしい。Mさんがスマートフォンで歴史を調べてくれた。
 城址から見る京都市内、東山や北山の山並みが美しい。嵐山の山肌を彩る紅葉も、申し分なく美しかった。多くの観光客が渡月橋周辺をうごめく姿を見下ろしていると、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出した。
 全員の足並みも揃い、時間も早かったので、苔寺まで歩いた。かぐや姫が出てきそうな竹林から林道に出て、少し行くと苔寺であった。門前の紅葉がフィナーレにふさわしく、鮮やかで美しかった。(田代 記)

・日 程=11月23日
・リーダー=田代妙子/サブリーダー=池野正明
・参加者=17名
・コース=JR保津峡駅(9:45)〜登山口(10:10)〜山上ヶ峰(北松尾山=11:35)〜昼食(11:45〜12:30)〜
     鳥ヶ岳(13:20)〜嵐山(13:45)〜松尾山(14:35)〜苔寺(15:40)
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