丹波「ホサビ山」
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左=平屋富士の標柱  右=巡視路からの急斜面
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見晴らしが利かないホサビ山の山頂
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野添の集落から歩いた稜線を望む
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 街路樹に秋の気配が感じられる京都市内を抜け、周山街道を南丹市美山に向かう。今年の大雨で国道の橋が流されて通行止めになっているので、常照皇寺方面へ迂回し井戸峠を越え、平屋神社のある美山町野添へ。
 平屋神社の対岸の空き地に車を停め、身支度をして平屋神社に向かう。神社の裏から檜の植林帯の中につけられた登山道は、獣道とも作業道とも判じがたい不明瞭なおぼつかない踏跡の急登である。あまり歩かれていないようで、倒木が道を遮る。1時間ほどで独標467mに到着する。取付きの急登はここまでである、汗ばんだ身体に尾根を横切る秋風が冷たく感じる。長かった夏から一気に秋が来たと思う。気持ちのよい雑木林だが、紅葉はいまだ早いのか、それとも夏の異常気象のせいかあまり美しくなく期待はずれであった。熊の新しい爪痕が残された木を見つけ、警戒しながらロープが張られた急斜面を登り、「平屋富士」と書かれた標柱に到着する。
 平屋富士からは、わずかに開かれた林の隙間から安掛の赤い橋や、道の駅が望まれる。そこからは、割合歩きやすい尾根道を小さなアップダウンをくり返し750mのピークに至る。木間越しにホサビ山の近くを横切る送電線や鉄塔が見える。いったん独標686mまで下り、同じだけ登り返しホサビ山に続く主稜線上の広く開けた見晴らしのよいピークに登り着く。ホサビ山へは、ここから南東へ向かう関電の巡視路をたどる。小さなアップダウン1〜2回、約15分で到着する。
 たどり着いた山頂は雑木に囲まれて、見晴らしも日当たりもよくない。いったん先ほどのピークに戻って昼食とする。昼食のあと下山にかかる、ホサビ山手前から、南へ延びる尾根へとトラバースして、最低鞍部手前で2万5千分の1地形図に描かれている破線路に入る。しかし、下降口の分岐ポイントが不明瞭。コンパスで方角を確かめて、急斜面の尾根を慎重に下る。ブッシュに掴まりながら少し下降すると傾斜もゆるみ、手入れされた杉の植林帯が見えてくる。そこに向けて尾根を下ると、すぐに林道に出合う。林道支線は野添谷川の林道に続き、1時間ほどで野添の集落へ下る。(池野 記)

・日 程=11月2日
・リーダー=池野 正明/サブリーダー=北川嘉康
・参加者=8名
・コース=平屋神社(9:30)〜平屋富士の標柱(11:00)〜ホサビ山(12:35)〜鉄塔横のピーク(12:50〜13:30)〜
     野添谷川林道出合(15:00)〜平屋神社(16:00)
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