東北「岩手山」
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左=岩手山山頂で  右=イワブクロ
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秋田駒ヶ岳
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7/24
 岩手県の最高峰で南部富士と呼ばれている。盛岡から「銀河鉄道」に乗って大更で下車。車で20分ほど山に入った焼走国際交流村から登山は始まる。
 他にもコースはあるが、コマクサの群落が見たくて長いがこのコースを登ることに。東北はまだ梅雨が明けず、天気予報は雨のマークが続いていたので気の重い出発となった。
7/25
 曇り時々雨。ミズナラやブナの緩やかな道を登って行くと、やがて火山特有の火山礫が浸食された道になり噴出口展望台に到着。岩手山の北斜面を大きく回り込むツルハシの別れまで、可憐なコマクサの群落が次々現われ風に揺れている。
 なんとも可愛い風情。これを見に、はるばる来た甲斐があった。イワブクロも負けじと沢山咲いていた。ツルハシの別れから平笠不動避難小屋まで樹林帯の登りが続く、小屋で昼食を取り山頂に向かう、運よくガスが切れ周りの山々が見える、オオシラビソ、ハイ松の低木帯が過ぎ火山礫の急斜面を登ると、お鉢と呼ばれる外輪山に出て左に少し行った所が山頂の薬師岳(一等 2038m)だった。
 再びガスの中に展望は利かない。記念写真を撮り、不動平から今夜の宿、八合目避難小屋に下る。立派な小屋で。おじさんが交代で常駐されている。宿泊者は私たち三人だけ。おかげでストーブの横に寝ることができ暖かった。
7/26
 夜中に激しい雨と雷。おまけに地震まで起き、心配したが出発の時には予報とは反対にすっきりした良い天気。予定どおりに鬼が城コースを取り、網張スキー場へ下ることに。九合目避難小屋まで登り返し、鬼が城と呼ばれている火山の外輪山で、赤茶けた岩魂の痩せ尾根をアップダウンを繰り返し進む、意外と花が多く、楽しむことができた。景色も良く、遠く秋田駒ヶ岳から乳頭山の稜線。八幡平へ続く峰々に、誰一人会うこともなく静かな山行だった。網張温泉で汗を流し盛岡に帰る。
7/27
遠くまで来たので、一山では勿体ない。八幡平まで行くことに。幸い、盛岡から自然観察バスがガイド付で出ていたので利用することに。この所の不順な天気で観光客は少ないが、八幡沼を巡りニッコウキスゲやコバイケソウ、湿原の木道脇にはワタスゲなど沢山の花を見ながらゆっくり一周することができた。
 終わった頃、雨が降り出す。この三日間、60%〜70%の雨の予報だったが、幸い行くところみな外れで運が良かった。(堀田 記)

・日 程=7月24日〜28日
・コース=一日目 焼走国際交流村〜岩手山〜八合目避難小屋(泊)
     二日目 避難小屋〜鬼が城〜網張スキー場
     三日目 八幡平散策
・リーダー=吉見久子
・参加者=3名
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