北山「金比羅山(基礎トレーニング)」
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 金毘羅山でのクライミングの講習会に参加した。江文神社を上がった広場に集合し、講師陣4名の指導のもと、まずは基本のロープワークを学ぶ。エイト・ノット、ブーリン・ノット、インク・ノットetc. ロープもこんがらかるが頭もこんがらかる。ひととおり教えていただいた後、北尾根のゲレンデへ移動。途中、この金毘羅山で不慮の死を遂げられた森中龍一郎さんの遭難現場に立ち寄り、全員で黙祷を捧げる。気を引き締めて、いよいよ私にとって人生初のクライミング体験が始まった。トップロープで登るが、これはあらかじめゴールからロープを下ろし、講師の方がビレイヤーとなって確保してくださるので安心して登降できる方法だ。先行の人の動きをよ〜く観察していたつもりだが、いざ自分の番になったとたんもう無我夢中で、いま自分がどの辺にいるのかもわからない。事前にレクチャーを受けていた岩場での態勢(上半身は岩から離すこと)もすっとんでしまい、岩にしがみついてしまう。とにかく上へ上へ! ようやくゴールに到着したらすぐに下降開始。ロープに体重をかけて手を使わずに足だけで降りていいのだが、これがまた思うようにできずへっぴり腰になってしまう。なんとか着地した時はホッとした。2回目は違うルートにトライ。ところが、岩についた苔が気になり次の足場が見つからない。右に左に立ち往生していたら助け船を出していただき、なんとかクリア。2回目のゴールでは、樹間より大原の里を見渡す余裕もできた。さあ色とりどりのヘルメットをめがけてクライムダウン。空中を自由に動く感覚が楽しい。そして最後の課題は懸垂下降。
 「セルフビレイをとり、エイト環をメインロープにつないで」と、講師より指示があるが「すいません! どうするんですか?」ということで講師のお手を煩わせてしまった。見よう見まね、自己流の懸垂下降。それでもほんとにロープとは優れ物、あっという間に着地点へ下りることができた。こうして全員無事に、そして楽しく基礎トレーニングは終了。このような機会を設けてくださったリーダー、そして講師を引き受けてくださった皆さんのご厚意に報いるためにも、「きょう教わったことをぜひとも身につけよう!」と誓うのであった。(原田文美 記)

・日 程=4月21日
・コース=金毘羅山北尾根
・リーダー=小島信忠/講師リーダー=村西博次/講師=佐伯 隆/山本 敏/福田裕子
・参加者=20名
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