北山「滝谷山」
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左=陸地谷の美しい自然林  右=陸地谷源流。もうすぐ滝谷山
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山頂で記念撮影
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左=湿原が美しいチセロ谷沿いの登山道  右=もうすぐ大見町。ススキが綺麗だった
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 京都山の会50周年記念行事の第2回山行に、車3台に13名が分乗して出町柳を出発した。昨日の冷え込みを心配し防寒衣も準備はしたが、思いのほか風もなく百井岐れの道路標示は8℃で歩く分には好条件であった。陸地谷からの入渓に先立ち、一台の車を下山道である大見まで持ち込み、準備を整えての山行開始となった。
 陸地谷の道は、林業が盛んな時代の名残りである炭焼き窯跡が8箇所も残り、ほんの所々ではあるがしっかり踏まれた道跡も残っている。その後、使われることなく寸断され、崩壊したまま放置。今は10箇所以上もの渡渉を余儀なくされる道となっていた。歴史を感じながら、また例年より少し遅ればせながらも色付き始めた木々を追い、変化を楽しんだ道であった。この谷を690mまで詰め、本谷から滝谷山をめざした。源頭からは、立木を頼りに尾根道(840m)に躍りいで、そこからはわずか150mほどの距離で滝谷山(876m)の二等三角点に着いた。
 山頂からは、僅かな距離と下りで大見尾根林道に出合い、林道の防獣ネット沿いからの道を避け、少し先まで進んで尾根道へ。大見尾根は10mコンターにしか載らないコブが、ピークを合わせて12箇所もある道なのだが、実に歩き易い足もとであった。混成林に四季のそれを思い、ときおり樹間に見える比良山系や南西方向の「雲取山」を見て、獣の臭いをを幾度か嗅ぎながら小野谷峠へと下った。
 峠からの道は、「大布施町、大見町の村落間道」である。かつての連絡道の面影はなく、今は登山道と同様であるが、「下山口」手前には距離1kmにも及ぶ湿原と堆積地が広がり、湿原風景やススキの群生を眺めながら車にたどり着いた。(松本和子 記)

・日 程=11月3日
・コース=陸地谷取付(9:30)〜陸地谷本流(10:40〜10:50)〜滝谷山(11:30〜12:10)〜大見尾根〜845m(12:30)〜
     771m〜小野谷峠(14:10)〜大見町(車止=14:30)
・リーダー=田代妙子/サブリーダー=横田和雄
・参加者=13名
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