湖西「三国山(山スキー)」
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左=黒河林道  右=山頂から赤坂山方面の眺め
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山頂で記念撮影
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乗鞍岳を眺めながら滑降
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 日曜は雨という週間天気予報が、前日には午前中晴れに変わった。迷った末に、早朝出発で行くことにした。
 車窓から眺める比良連峰や野坂山地は、既に春の気配が漂っていた。黒河林道入口を少し過ぎた、幅広くなった車道に駐車した。この車道の先は、今年の豪雪で自衛隊が除雪に出動した集落「在原」である。
 林道の積雪は、例年より少し多いくらいだった。雪面は固く凍っていた。昨日は晴天で雪が腐っていたのか、スキーの跡が深くついていた。潜らないので、スキーの跡を避けて歩いた。
 歩き始めてすぐに、編み笠を被った単独のテレマーカーに会った。黒河峠から林道を敦賀に降りると言っておられた。シールではなく滑走面がウロコの板で、滑って歩き辛そうだった。
 昨年の豪雨で谷の流れが林道をえぐり、車が通行できなかった箇所は、道端に残雪が繋がっていた。広がっていた青空は、黒河峠に着く頃には、すっかり黒い雲に覆わた。天気の崩れは早まりそうだと感じた。峠からブナ林が続く。疎林になり、琵琶湖が見えると疲れも吹っ飛び、足取りが軽くなるから不思議だ。何度来ても、この景色に感動する。ひと頑張りで山頂に着いた。誰もいない静かな山頂だった。曇っていても視界はスッキリしていて、360度の眺めは美しかった。
 しばらくすると、8人のスノーシューパーティーが登ってきた。昨夜は野坂岳の山小屋に泊まり、縦走してきたそうだ。大きな荷物が逞しかった。「スキーの足並み拝見」と、皆さんからエールを受けて山頂を後にした。
 雪質は少し緩んだものの、昨日のスキーのシュプールは固く、引っかかるとバランスを崩した。林道はショートカットで滑れたので、いつもより短く感じた。邪魔な枝と戯れることもあったが、無事に下山。終い支度をしていたら、ポツポツと雨が降り出した。「良かった〜」。胸をなでおろした。
 初心者入門のこのコース。他に入山者がなかったのは、天気のせいだろうか。雪の積もり方で山の雰囲気は変わる。今年の三国山はとても良い状態だった。しかし、雪解けは早そうだ。(田代 記)

・日 程=3月4日
・コース=黒河林道車止(8:20)〜黒河峠(9:40〜9:55)〜三国山(10:50〜11:40)〜黒河林道車止(12:30)
・リーダー=田代妙子
・参加者=3名
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