湖西「三十三間山(山スキー)」
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左=三重岳から武奈ヶ嶽の稜線  右=三十三間山が見えてきた
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山頂で記念撮影
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左=三方五湖を見下ろす  右=稜線を滑る
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 距離が長いと、雪質・積雪量・天気の良し悪しが成否の要因になる。今回はその全てに恵まれた。
 山行前日の18日(土)、京都市内は5cmの積雪があり、銀世界になった。19日(日)道路の凍結が心配だったので、湖西道路経由で熊川をめざした。除雪は完璧。問題なく熊川の先の集落「新道」に着いた。
 Kさんが3時には下山したいというので、我々より早く到着し先行することになっていた。新道の集落を抜けると獣寄けの高い柵が張ってあった。Kさんから連絡をもらっていたので、迷うことなく柵を開けて林道に入った。林道は除雪されて、5cmほどの雪が積もっていた。林道を1kmほど入った所にKさんの車があり、Kさんが出発しようとしていた。我々も30分ほど遅れて出発した。
 1kmほど歩くと、重機が2台林道を塞いでいた。なんと、林道が陥没している。Kさんのトレースは、沢を渡渉し対岸を攀じ登り、その尾根を稜線めざして登っていた。その後を追った。快適な尾根で、後でGPSを見ると予定していた尾根だった。ラッセル跡は脛ほどであった。
 樹氷の美しい稜線に出た。後は迷うことなく稜線を忠実に辿るだけであった。疎林になって、真っ白な雪稜が見渡せるようになった。三十三間山の山頂も遠くに見えてきた。東に三重嶽から武奈ヶ嶽の稜線、西に若狭町と三方五湖を眺めながらの稜線漫歩は、何度来ても素晴らしい。朝は目に沁みるほどの青空だったのに、轆轤山を過ぎる頃に黒い雲が広がってきた。その後は薄日の差す曇り空だった。Kさんにすぐ追いつくと思っていたのに、けっきょく山頂まで30分差のままだった。私たちが山頂に到着した頃、倉見から多くのワカンやスノーシューパーティーが稜線に登ってきた。
 さあ、滑降である。パウダーとは言えないが、良い雪質だった。登山者の前をサッと滑り抜け、どんどん山頂から遠ざかっていった。ずっとそのまま滑れたら最高なのだが、緩やかな登り返しが幾つかある。スキーを履いたまま登ったり、担いで登ったりになる。私は最近、大腿部がよく攣る。今回も登る度に攣って、痛みに堪えることになった。疲れが出たのか、枝に足を取られ転倒。横側の急斜面を転げ落ちたので、這い上がるのに一苦労した。そんなこんなで大休止を二度もとってもらい、コースタイムはKさんの倍以上もかかってしまった。Kさんは山頂から1時間で降りたそうだ。
 真っ白い雪稜は静かで美しかった。内心、前日の降雪で山頂は無理だろうと諦めていた。山頂一番乗りで、全員で踏めたことが嬉しい。大満足の一日だった。(田代 記)

・日 程=2月19日
・コース=林道車止め(8:35)〜渡渉(9:00)〜401m(9:47)〜轆轤山(11:10)〜三十三間山(12:15〜13:10)〜
     渡渉(15:30)〜林道車止め(15:47)
・リーダー=田代妙子
・参加者=4名
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