野坂「乗鞍岳」(ぶなクラブ主催)
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 坂本記者の特派員報告!
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 目的地へのJRおよび路線バスダイヤに不便があるため、京都バスの中型バスを貸し切って、29名が参加する例会となった。
 国境スキー場にはこちらに負けずとばかりの中型バスが先着し、まだまだ登山客を乗せたバスが着きますよ〜とばかりに係員が待機している。みんな雪解けを迎え、新緑のブナ林とその林床に咲く春の花を期待しての登山なのだろう〜。
 9時半。しょっぱなから、少々コースから離れたガレ場を登る。肌寒い気候だがタップリ汗をかいて稜線に出る。巨大な中継塔や電波施設の塔が見え隠れするなか、789のピークを過ぎると予想を遥かに超える残雪が現われた。今年は本当に大雪だったのだ。ひつこいブッシュの繁りと深い残雪に足並みが乱れる。第4鉄塔を過ぎると右に左にイワウチワの大群落が見受けられるが、開花はまだまだ先のようだ。無線中継局のある山頂部は先発の大パーティが占領していて、三角点をナデナデして通過。先の電波塔に行くと他の後発(?)の大パーティが占領していてここも通過。二つ目の巨大な電波塔の下で昼食とした。本日の「乗鞍岳」は大入り満席であった。
 ランチを済ませて芦原岳へピストン。琵琶湖と竹生島、余呉湖と湖北の山並み、敦賀方面の景色が薄墨で描いた墨絵のように美しい。黒河峠へ下り出すと暗雲立ち込め雷が鳴り響き、強い雨足の「春の嵐」に見舞われた。急いで雨具を着装し、ドロンコになった荒々しい雪路を下る。やがて、ブナが林立する広々とした台地に斑な雪形が絶妙な配置の、思わず歓声とため息が漏れる今日のハイライト場面に出た。困難な歩行や悪天候も報われる「山のご褒美」に満面笑みの記念写真を撮った。イワウチワもチラホラと咲いていて白谷集落への長い下山も愉しいものとなった。
・日 程=4月24日
・参加者=29名
・リーダー:千田博之
・コース=国境スキー場(9:30)〜稜線(10:10)〜789P(10:40)〜乗鞍岳865m(12:00〜12:30)〜
     芦原岳(13:30)〜黒河峠(15:00)〜白谷(16:00)
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