奥美濃「薙刀山(山スキー)」
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左=和田山牧場から野伏ヶ岳と薙刀山  右=惟高谷上部
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左=稜線から薙刀山  右=野伏ヶ岳を見ながら滑降
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白山をバックに記念撮影
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 東北・関東地震に胸が痛みます。こんな時に山へ行くのはいかがなものかと悩みましたが、いろんな理由を付けて行くことに決めました。
 石徹白に向かう名神高速道路では、岡山と和歌山の救急隊、饗庭野の陸上自衛隊の多くの車両に出合いました。スキーを積んでいることが後ろめたく、車の中で小さくなっていましたが、大きな感動で胸がいっぱいになりました。
 戻り寒波の新雪は生コンのようでした。林道の積雪量は例年並みでしたが、上部は多かったです。和田山牧場は、例年は地形に添った緩いアップダウンがあるのですが、なだらかでした。トレースは惟高谷を渡らず尾根に続いていました。生コンの雪質に例年のルートをラッセルする自信がなく、トレースを追うことにしました。トレースは尾根から惟高谷上部に下り、稜線に続いていました。とても上手いルート取りでした。後は稜線上を薙刀山に向かうだけです。快晴で稜線上は快適でした。正直に言うと、私はバテていました。足元に向く視線を上げて、「私はこの稜線漫歩が大好きなんだ」と自身を励ましながら一歩一歩でした。やっと着いた山頂から真っ白の白山を見た時、疲れは吹っ飛びました。
 下りは、例年のルートを滑りました。重い雪質でした。緩い斜面はスキーが滑らず歩きになりました。ずっと雪崩が心配でしたが、登りに躊躇した惟高谷を渡りきるとホッとしました。いつもは煩わしいスノーモービルの轍のお陰でスキーが走り、野伏の裾は滑れました。峠までの緩い登りは、疲れているのでシールを張りました。林道では三度立ち止まるほど足はクタクタでした。
 震災で出かけるのを控えた人も多かったのでしょうか。渋滞することなく京都に戻りました。(田代 記)

・日 程=2月13日
・コース=石徹白白山神社駐車場(6:45)〜和田山牧場(8:20)〜惟高谷(9:30)〜稜線(10:40)〜
     薙刀山(11:30〜13:00)〜惟高谷(13:45)〜和田山牧場(14:50)〜石徹白白山神社駐車場(15:30)
・リーダー=田代妙子
・参加者=3名
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