北山「嵐山・北松尾山」
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左=松尾山山頂   右=愛宕山を見る
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展望所より京都市街
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嵐山山頂にて
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 天候が危ぶまれたが、当日になって青空が広がって絶好の登山日和となった。参加者は24名とかなりの人数になった。
 阪急嵐山駅より西山トレイルコースに入り、広い登山道を進む。2月とは思えぬ暖かさで、衣類を調節しながら登る。やがて苔寺からの縦走路と合流する。右折すれば展望の良いコースだが、我々は直進し、松尾山ピークをめざす。急登を少し登れば三等三角点のある松尾山山頂(276m)に到着する。東側の展望が開けており、京都市街が望まれる。
 山頂から反対の方へ下ると、やがて先ほどの縦走路に合流する。ここからは快適な稜線歩きとなり、嵐山へは本道を外れ、小さな道標に導かれて右手に登る。登ったところの展望がまた素晴らしく、しばし展望を楽しむ。
 広場中央の木に小さなプレートが掛かっており、嵐山城祉と記されている。500年ほど前、戦国乱世の初期に細川政元暗殺の首謀者である香西元長が築いた山城であるとのこと。付近には土塁や堀切が見られるそうだ。
 踏み跡程度の山道をさらに進むと、樹林帯の中に嵐山(382m)のプレートが見えた。ここに三角点はなく、このプレートだけが頼りである。ピークから反対側へと下ると再び縦走路に出合う。
 しばらく縦走路を進み、ここでも小さな道標に導かれて左の登山道へ入っていく。次のピークは烏ヶ岳だ。この山頂も三角点がなく、分かりにくい。山頂らしき所を登山道は通るが、標識を見落とし行き過ぎてしまう。引き返してピーク周辺を探すと、幅10cmくらいのプレートが1枚だけあった。ここが烏ヶ岳山頂(398m)だ。昼食タイムとする。
 風が通らず、寒さは感じられない。ゆっくりと食事を楽しみ、最後のピークへと向かう。烏ヶ岳山頂から反対側へと下る。枝道が多く間違いやすいところだ。三叉路で左手の方にテープが多く巻かれており、そちらへ行きそうであるが右手の細くてテープもない道を選ぶ。
 黄色いネットが張られ、林業の人が一人で黙々と作業をしていた。すぐに縦走路へと出てくる。左折して先へと進む。ここからが本日一番の登りではないだろうか。健脚の人にとっては何でもない坂であるが、疲れている人にとってはかなり苦戦のようだ。
 最後のピークも植林の獣除けネットで囲まれ、ピークへのルートが無い。裏手の伐採された所から一気に山頂をめざす。道はなく、ピークへ登って行くと、ネットの中に三角点が見えた。少し隙間が開いているところから中へと入らせてもらう。ここが本日の最高峰である北松尾山(483m)、山上ヶ峰とも呼ばれている。
 下山は、もと来た道を下る。縦走路に戻り、道なりに下る。約10分で林道終点の広場に出る。保津川を挟んで愛宕山の堂々とした姿が迫ってくる。順調なペースで下りてきたのでお茶タイムをとる。少し風が出て、空を雲が覆ってきたので下山を急ぐ。
 作業小屋の裏手から下る。道はジグザグに付けられているが、急下降のところもあり慎重に下る。下りた所はトロッコ保津峡駅である。運行は3月1日からで、少し線路内を歩かせてもらう。
 保津川に架かる橋を渡り、府道をJR保津峡駅に向けてもうひと踏ん張り、頑張って歩く。(今村 記)

・日 程=2月27日
・コース=阪急嵐山駅(9:45)〜松尾山(10:25)〜嵐山(11:05)〜烏ヶ岳(11:40〜12:30)〜北松尾山(13:30)〜
     林道小屋(13:55〜14:25)〜トロッコ保津峡(15:00)〜保津峡駅(15:25)
・リーダー=今村克美/サブリーダー=北川嘉康
・参加者=24名
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