室生「兜岳・鎧岳」
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稜線からの鎧岳と曽爾高原
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左=急登のあと山頂にて  右=鎧岳山頂からの曽爾高原
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鎧岳で
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 今回の山はアプローチが長く、歩行距離が少ないわりに厳しい山とのことである。朝、家を出るときには少し雨が降っており、心配していたが天気予報を信じて出発する。
 近鉄名張駅でバスに乗り換え、曽爾横輪から晴天のもと全員元気に歩き出す。室生火山岩の特徴ある柱状節理の岩肌が目の前に迫る。鎧岳の尖峰が独特の姿を見せている。舗装路をゆっくりと歩き、高度を上げていく。
 済浄坊渓谷からの登山道にかかる目無橋を過ぎると、まもなく目無地蔵に着く。ここが兜岳の登山口だ。小休止の後、山頂まで0.9kmの標識を見送り、山道へと入っていく。樹林帯の道をゆっくり登り、山頂まで0.5kmの道標付近からロープが取り付けられており、足の置き場に苦慮しながら登る。
 巨岩が点在する辺りから一段と傾斜を強め、木の根っこや岩をつかんでの登りがしばらく続く。視界が開けてくると山頂は近い。山頂からの展望はないが、ここで昼食とする。下山は反対方向へと下る。上りが急であったぶん下りも急下降となっており、さらに右側が切れ落ちている。
 背の高い熊笹が視界を遮り、足元では木の根っこでよく滑る。下りでもしっかりと汗をかき、峰坂峠に着く。右手に下れば葛バス停に出られるが、鎧岳に向けて真っすぐの道を登って行く。こちらの山はゆっくりと登っていくが、山頂までの距離は0.8kmとなっていた。
 稜線手前で少し急登となっており、一汗かいて稜線のT字路に出る。山頂は右に0.1kmで、ほんのひと登りで到着する。こちらも展望は悪いがススキが見頃の曽爾高原が一望できる。
 先ほどのT字路まで戻り、下山は稜線沿いの道を行く。清水山との鞍部から右手に下る。スギ林の中、九十九折れの道を下る。急坂でヒザが痛くなる頃に林道終点に着く。民家が見え出し、バス道に出て左へ50mほどで新宅本店前バス停に到着する。
 バスの本数が少なく1時間待ちとなり、店先のテーブル・ベンチを借りて田園風景を肴に酒宴となる。(今村 記)

・日 程=10月27日
・コース=曽爾横輪バス停(10:55)〜目無地蔵(11:30)〜兜岳(12:15〜12:55)〜峰坂峠(13:25)〜鎧岳(14:00)〜
     新宅本店前バス停(15:10)
・リーダー=今村克美
・参加者=13名
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