越後「八海山・浅草岳」
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左=大日岳山頂  右=摩利支岳より釈迦岳
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嘉与平ボッチと前岳(右)
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浅草岳山頂で
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鈴なりキノコと守門岳遠望
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10月16日
 8時始発のロープウェイ乗場には、既に50人ほどの登山客が並んでいた。NHKの大河ドラマ「天地人」でも多々放映されたこの山は、この時期も沢山の観光客で賑わうらしい。山頂駅(四合目)からの登山道は、前日の雨によりぬかるんで歩きにくい。あいにくのガスの中、ときおり切れ間より見える黄葉に歓声をあげながらの歩行となる。立派な避難小屋のある女人堂を過ぎ、急坂を上りきると薬師岳。そして、ほどなく有人宿泊施設の千本檜小屋。晴れていれば、ここから八ツ峰の最初の岩峰=地蔵岳が目の前に現れる筈だが、残念なことに益々濃くなるガスのためその姿は見ることができない。小休止後10分ほどで尾根道と迂回路の分岐に着くが、沢山の先行パーティーがいたので主峰大日岳を直接めざし、中間分岐点まで迂回路を使って尾根道合流のコースを選ぶ。この判断は正解で、日ノ池、月ノ池の草地より上がり、尾根筋中間合流点には難路での待ち時間なく到着。ただこの迂回路が曲者で、切り立った岩峰の側面につくられた半分は鎖場でできたアップダウンの激しい過酷な登山道に、みな口を揃えて「こんなもん迂回路と違う」の言葉が出る。尾根筋へ出て摩利支岳、剣ヶ峰を慎重に登り降りして鞍部へ。八ツ峰のピーク大日岳には数人の下降者を待つのみで最後の登りが始まる。ほぼ垂直な10mほどの岩場をハシゴと鎖を使ってのスリル満点の登りだ。狭い頂上からの他の峰の視界はほとんど無し、後から次々と登山者が登ってくるので、早々に引き上げることとする。鎖にしがみつきながら大日岳を降りたとき、ガスの切れ目から釈迦岳が見えたが、沢山の人が岩壁に見えたので待ち時間を考え往路を引き返すことにする。ロープウェイ乗場14時30分着。八海山最高峰の入道岳(1778m)への登山道は、大日岳東鞍部の土砂崩れで現在通行不能とのことであった。
・コース=ロープウェイ山頂駅 (8:10)〜女人堂(9:00)〜千本檜小屋(10:00)〜大日岳(11:20)〜
     迂回路中間点草地(12:20)〜ロープウェイ乗場(14:30)民宿泊

10月17日
 長い林道を浅草岳登山口に向かって走る。途中で作業用の軽トラ一台とすれ違っただけだったが、登山口駐車場に着いてびっくり! 30台以上の車が既に駐車している、ここもやはり人気の山なのだ(9時着)。良く晴れた浅草岳の山頂付近を指差し、「めざすはあれです!」と身支度を整え、桜曽根登山口に向け出発。心地よい黄葉のブナ林を登ること1時間強、嘉平与ボッチに到着。なだらかな前岳が目の前に見える。西に振り返ると名山、守門岳が堂々とした山容を見せてくれる。木道の登山道をルンルンで歩き頂上へ。あちこちで登山者のグループが固まり食事中。山頂(1585m)の一等三角点にタッチ。南面には鬼ノ面山、眼下に田子倉湖が広がりダムも東面に眺められる。きのう登った八海山は雲がかかり、その独特の姿は見ることはできなかった。軽く食事を済ませ前岳まで戻り、下山はネズモチ平にするが、泥付き、根っこ付き、水溜り付きの大変な道だった。14時30分下山。汚れた靴を洗い、関越自動車道の小出インターまで出て、一路京都に向かう。
・コース=駐車場(9:20)〜桜曽根登山口(10:00)〜嘉与平ボッチ(11:00)〜浅草岳(12:00)〜ネズモチ平(14:10)〜
     駐車場(14:30)→京都(22:30)(加来 記)

・日 程=10月10日
・アプローチ=15日/山科(19:00)→関越道大和PA(0:30)テント泊
・リーダー=加来繁幸
・参加者=6名
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