北アルプス「焼岳・西穂独標」
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焼岳
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左=秀綱神社   右=焼岳
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西穂山荘前
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丸山・乗鞍岳
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 上高地や新穂高から焼岳や西穂を見上げているが、稜線歩きとなると極端に訪れる人が少ないエリアである。今回、焼岳を登頂するのが最大の目的である。何故なら、当会の玉井さんが「日本百名山登頂」に挑戦されてきて既に99座完了し、残る100座目が焼岳となって我々お祝い山行としてご相伴させていただく。

1日目 中尾温泉郷で英気を養う。数年前にも訪れているが、徐々に寂れているように感じる。 湯量もそこそこあるのに、平湯・新穂高・中の湯・新平湯あたりに客足を奪われているのだろう。

2日目(土) 晴れ
 早朝、旅館で予め用意された握り飯の朝食を携え5時に出発する。車道を25分進むと標識のある登山口着く。既に近くの駐車場に5〜6台駐車していて入山しているようだ。小川を渡り樹林帯の道を登るが、早朝なのに蒸し暑く汗が吹き出てくる。白水谷にかかる白水ノ滝を遠くに眺められるのは一瞬で、ひたすら登る。
 鍋助横手と書かれた標識で朝食を取り、秀綱神社まで40分(岩がご神体)。途中「光コケ」の表示場所2箇所。ここから緩やかな登りとなるが、谷筋の道でごろた石、歩き難い。新中尾峠(焼岳小屋)の分岐で左に見送り、木々が低木になってくると旧中尾峠に着く。目の前に峨々とした焼岳が現れる。多くの人が取り付いている。
 峠は広く見晴らしがよい。西北に蒲田川を挟み笠ヶ岳と稜線、東に梓川を挟み霞沢岳が望める。荷物をデポしてナップザックで焼の山頂をめざす。後発組(比較的若い3名)が前夜発の夜行バスで上高地側から6時過ぎに登り出していて、山頂で合流できて総勢15名で玉井さんの100座目を祝った。回りの人達も同調してくれた。おめでとう!! 狭い所で押し合いへし合いの人出である。
 我々は峠に戻り西穂山荘に向かう。焼岳小屋を見送り割谷山の樹林帯の急登に取り付くが、道が細く背丈ほどの熊笹が足元を危うくして非常に歩き難い。このルートは見晴らしが良くないので避けられているのだろう。ピークを四つ越え、エネルギー切れ寸前に上高地との分岐に着き西穂山荘に辿り着く。なんと山荘前の広場は人で一杯。キャンプ場もぎっしりとテントが張られている。部屋も一つ布団に2つ枕だ! トイレと洗面場は絶えず行列だ!

3日目(日) 晴れ
 朝食を済ませ、サブザックで西穂独標をめざす。蟻の行列の如く岩山の狭い独標に立った。西穂高岳をめざす人も多いが、独標止まりは更に多い。ゆっくり展望を楽しんでいる暇がなく、続々登ってくるので気が急く。
 雲が湧かず遠望がきく。南は朝日に輝く焼岳、その奥に乗鞍岳、八ヶ岳と南アルプス、雲の上に白山、笠ヶ岳と稜線上に黒部五郎・双六・三俣・鷲羽岳、そして目の前に霞沢岳・六百山、明神・前穂・奥穂から西穂のパノラマを瞼に焼き付かせることができた。
 山荘に戻り上高地側へ下山する。樹林帯の中、展望も全くなく一気に田代橋まで下った。雑踏の中、河童橋のバスプールで解散した。平湯で3名が更に一泊、上高地で1名居残り、11名が沢渡経由松本から京都へと別れた。(北川 記)

・日 程=8月6日〜8日
・コース=8/6 高山→(バス)→中尾高原口〜中尾温泉郷(山本館)
     8/7 宿舎(5:00)〜登山口(5:25〜5:30)〜鍋助横手(6:45〜7:05)〜秀綱神社(7:45〜8:00)〜
         中尾峠(8:25〜8:40)〜焼岳(北峰=9:40〜10:10)〜中尾峠(10:50〜11:45)〜焼岳小屋(11:55)〜
         割谷山〜上高地分岐(15:25)〜西穂山荘(15:45)
     8/8 西穂山荘(6:05)〜丸山〜西穂独標(7:30〜7:40)〜西穂山荘(8:40〜9:05)〜田代橋登山口(11:30)〜
         河童橋バスプール(11:55)
・リーダー=北川嘉康
・参加者=15名
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