東山「大文字山(自然クラブ例会)」
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 晴天に恵まれ、銀閣寺近くの八神社へ9時に集合して、「岳連・秋の自然観察会(キノコ)」が大文字山登山道周辺で実施された。はじめにキノコについての説明を、いつもの講師=佐野先生から受ける。とくに「毒キノコに注意しましょう」と、売っている以外のキノコは食用でも十分注意し、知らないキノコはおいしそうでも死亡することがあるので、他人にはあげないなどの注意を受けた。最近、カエンタケ(赤くて火炎の形に似ている)での死亡例があり、猛毒で触れるだけでも中毒を起こすキノコとの説明を受けた。
 登山道を歩き始めると、倒木にはいろいろなキノコが見られ、昆虫などとともに森の掃除屋で、大切な役割を果たしていると佐野先生は力説する。歩きながら生えているキノコを見つける毎に、その場所で必用以外は採取せずにキノコの種類や名前と、特徴のある毒キノコの調べ方を丁寧に何度も説明された。また同種のキノコでも形状や色などに変化があり、「仲間」とか「もどき」でより変化していて、図鑑で名前を調べにくいものもあるので、食用キノコではとくに注意が必要だと。ルーペでやっと見える小さなキノコから大きなものまで、多種多様で色もいろいろ。ほんとに奥が深そうである。
 大文字の火床では、食事をしながら市街地の眺めが素晴らしい。あと漢方薬にも使用されている「冬虫夏草キノコ」の多くの標本を佐野先生から見せてもらい、アリやカメムシなど生きた虫に寄生し、死骸からキノコが伸びている変なキノコの説明もあった。下山してから、今日観察したキノコの再確認があり、43種類もあった。食用のウスヒラタケと死亡するクロタマゴテングタケが目立った。また先生は、一回の観察会で知らなかったキノコ3種類ほど覚えればよいとも言われた、花や鳥など、範囲や観察時間を含めて比較するとその多さにびっくりした。ゆっくりとした充実した観察会だった。(萩原 記)

・日 程=10月18日
・コース=大文字山登山道の周辺
・リーダー=萩原孝一
・参加者=会員9名ほか16名
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