大和「三輪山(自然クラブ例会)」
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 入梅したが雨はお預けで、晴れ時々曇りになり、近鉄天理駅で貰った「てくてくマップ」を片手に歩き出す。天理には天理教の本部があり、堂々とした大きな木造建築を見ながら石神(いそのかみ)神社に着く。神域の大きな森の中では、放された鶏が早朝と関係なく盛んに鳴いていた。
 今日は山辺の古道を歩きながら、植物と動物そして建物をよく観察することにした。この古道は国土地理院の地図には、畑や田の畦道のよう小さな道の記載はないが、道標がしつかりしていて、「てくてくマップ」も見ながらほとんど間違いなく歩くことができた。
 神社から歩くとすぐに池があり、観察用にモリアオガエルの泡とオタマジャクシなどがいたし釣り客もいた。古道は、上り下りと曲がりながら山道に入り、再び集落へと繰り返しながら南に延びて行く。本当に分りにくい道だ。山側には低木の柿畑が多く観られ、梅・杏・桃・ミカン類などの果樹もあり、田畑や集落にはアジサイの花や実を付け出したザクロの赤い花、桑の木の大木などがある。畑には多くの種類の野菜があり、皆で名前の学習をしながら歩く。小さな和金が群がり、一匹の緋鯉のように泳ぐ池を観たり、また無人の野菜売場があちこちにあり、覗いて買い物もまた楽しい。古道は神社や山道を除き、今ではほとんどが舗装されている。
 長岳寺の山門で昼食を済ませ、崇神天皇陵の前方後円の大きな古墳は森と取り巻く湖水、そして外に並ぶ形の良い老松全体の景色がほんとに美しい。田植えの終わったばかりの棚田の後ろに、大きく三輪山が見られる。この付近は展望がよいものの、西の大和三山がやっとで、後ろの二上山は霞で見えなかった。午後は日ざしも強くなり、桧原神社までは車道の登り道で、暑くてゆっくり歩く。やっと広い三輪明神の境内に入り、可愛いササユリを観て本殿に着く。三輪山への登拝は14時までの時間制限があり中止した、ちょうど登山口近くで救急車がいて、下山途中滑って転んで怪我をしたと聞いた、やはり低い山でも無理はできない。中止にしてよかったと思う。古道の多くが現代風にアレンジされているが、まだ古代を偲ぶ場所もあり、暑さの中でゆっくりと観賞することができた、JR三輪駅で解散する。(萩原 記)

・日 程=6月16日
・参加者=10名
・リーダー=萩原孝一
・コース=近鉄天理駅(9:10)〜石神神社(10:00)〜長岳寺(12:20)〜桧原神社(13:50)〜三輪明神(14:30)〜
     JR三輪駅(15:00)
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