北山「白木谷山」
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白木谷山
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左=持越峠上部  右=滝又ノ滝下流域
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滝又ノ滝
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 出発点の氷室は、御所に6月中旬頃に献上する氷を冬場から保存しておく室で、山城国に六箇所あった。
 ちなみに、夏越払いに食する水無月はこの氷を模したとされている。
 氷室集落へは、鷹ヶ峰から京見峠越えして約2時間ほどかかるので、北大路からタクシーを利用して時間を稼ぐ。
 持越峠への取付は、集落のかかりにあるお地蔵さんの右。山に伸びる林道だ。窪みだけの氷室跡も行ける。
 近くに地元の人がおられれば、入山したいことを一声掛けて行こう。鹿除けの網を潜り、急坂を15分ほどで緩やかになる。十三石山からの道を右に見て、伐採跡の気持ちのよい景色から右の山道へ。小さな標識をやり過ぎないように入る。ダラノ坂と言われていて歩きよく解かりやすい道だ。山道から林道に出るが、ほとんど使われていないようで、轍跡がなくフラット道で歩き良い。右側を注視して行こう。林道脇にある白木谷山三角点への取付口があるからだ。小さな白木板標識と踏み跡を30mほどで着く。三等で狭い山頂だ。そのまま尾根道へ。林道が平行している。林道に戻り、しばらく先から下れば持越峠に行けるが、林道が下りに入る直前の右の山道を下ろう。また、林道と出合うとドコモ中継アンテナのある持越峠だ。車道と林道の合流点のガードレールに小さく持越峠の標識あり。
 真弓集落を抜けるのに1時間余りの車道歩きだ。山間部の花に彩られた集落や半国高山の山並みを見て、集落外れの浄水場を抜ける林道から縁坂峠に向かう。標識があって「京都府ゼミナールハウス 西の鯖街道」とある。
 峠への道も、最近開削されたのかすんなりと辿り着くことができる。京北町側で手入れされているようだ。峠から下れば大森集落だ。余野へ抜けるルートは車道右方面から伏見坂越、左方面山際から雲月坂越があるが後者を取る。標識を見逃さないように、車道から右に入る林道の急坂を詰め上がり、下れば余野集落に着く。
 滝又ノ滝の大きな看板から山裾の神社に伸びる林道をめざす。
 来年4月に開通予定の京北町トレイルコース。細野から滝又ノ滝〜余野〜伏見坂〜大森中野〜茶呑峠〜山国方面と続き、最終は細野へのコースと聞く。
 まだ未整備だが細野に向かう。枝道が多くあって惑わされないようにして大きなT字路を左に取り、川筋を右に見て林道の終点から徒渉して滝の上部から急峻な巻き道を下る。設置のトラロープを利用して、しっかり足元を確保して慎重に下ろう。川に下りれば40m上流にめざす滝又ノ滝だ。落差もあり、昨日の雨による増水で、見ごたえのある立派な滝である。トレイルコースの目玉となろう。
 細野への下流域は五箇所の徒渉をするが、ひどい増水時は困難で断念が予想される。整備が待ち遠しい。林道に出て15分で周山街道に出て、右へ行くとJRバス愛宕道のバス停に着く。1時間に1本なので、うまく時間配分が必要である。行程16km、7時間だった。(北川 記)

・日 程=4月26日
・参加者=14名
・リーダー=北川嘉康/サブリーダ=今村克美
・コース=氷室(8:45)〜白木谷山(10:00)〜持越峠(10:15)〜昼食〜縁坂峠(12:10)〜大森(12:40)〜
     雲月坂取付(12:50)〜余野(13:20)〜滝又ノ滝(13:50〜14:10)〜林道出合(14:50〜15:10)〜
     愛宕道バス停(15:20)
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