湖北「深坂峠」
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 湖西線で近江塩津の無人駅に降り立つ。駅前の国道8号線を敦賀方面へ向かう。国道の右側に間道らしきものを見つけて入り込むが、作業している地元の人に尋ねると「道はあったが草木が覆っており国道を行けば」といわれた。
 要所要所で地図を見ながら国道を進む。沓掛の集落を過ぎてしばらく行くと国道事務所があり、地図を確認して左側へ入る道が正しいのではないかと呼び戻す。少し戻った国道脇にお地蔵さんがあり、道が北西へ向かっており、これが深坂越である。しかし、これも途中で正しいかどうか疑問に思われる箇所もあり、紆余曲折があって峠道に出たときは昼になっていた。
塩津街道という標石のところで昼食にする。深坂地蔵の立派な御堂をお詣りし、深坂峠をめざす。趣きがある峠だが訪ねる人もいない。滋賀県側と違って、福井県側は道も整備されている。疋田まで、歩きやすい道を景色を楽しみながら下って行く。集落があるとすぐ国道161号に出て、少しで新疋田駅である。
 電車が来るまで時間があるので、疋壇城跡へ向かう。大きな岩がご神体の大岩権現に参り、疋壇城跡と思われるところを歩き回るが、明確なものはなく駅へ引き返す。駅の地図を見ると、もう少し先が城跡であった。機会があれば、ぜひ行こうと思う。(坂井 記)

・日 程=3月29日
・参加者=10名
・リーダー=西尾寿一
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