比良「岳山・鉢ノ木尾」
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左上=鉢ノ木尾に取り付く  右上=途中のザレ場
左中=ピナクルを越えて  右中=鉢ノ木尾全景(背景は饗庭野)
下=オーム岩で
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行程図(「カシミール」で作成、赤い線が実際歩いたルート)
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 公共の交通機関が利用できて、簡単なバリエーションルートはないだろうかと竹内さんに相談したところ、リトル比良の鉢ノ木尾にしようと答えが帰ってきた。中庄谷さんの『低山ワールド』のガイドを読むと、嫌らしいガレ場が二箇所あり、緊張するらしい。企画はしたものの、登れるか不安だった。でも、登れなければ戻ればいいと開き直った。
 天気予報では、日本海側は雨という予報だったので心配したが、快晴だった。
 近江高島から江若バスに乗り富坂口で下車。林道からすぐに松茸山の小道に入る。紅葉が綺麗で、落葉の小道を進むのも気持ち良さそうだったが、できるだけ鉢ノ木尾を末端から登りたかったので、すぐに尾根へ取り付いた。薄っすらと踏み跡がついていて、ウラジロの群生が綺麗だった。尾根は細くなり、見晴らしも良くなってきた。目の前の蛇谷ヶ峰が大きく見えて、続く稜線の先に白い武奈ヶ岳が覗いていた。先々週に行ったカラ岳や釈迦岳の稜線も見えた。蛇谷ヶ峰の裾野から饗場野への紅葉の広がりは、特に美しく目を引いた。北海道の十勝を連想するほど広大に思えたので、そう言うと皆に笑われた。
 核心部のピナクルが出てきた。トップの竹内さんは「たいしたことない」と言うが、高度があるのでやはり緊張した。一部ロープを出して安全に通過した。上から見たピナクルは絵になる風景だった。その後は危険な箇所もなく、一般ルートに合流できた。ホッとしたところで昼食とする。
 岳山を踏むことを忘れて、下山ルートの鳥越峰に向かってしまった。途中のオーム岩から、大御影山や三重岳、湖北武奈ヶ岳がよく見えた。見張山まで長く感じたが、よく踏まれた登山道を紅葉を愛でながらのんびりと歩いた。打下(うちおろし)城跡に立ち寄り、獣避けの柵を通ると紅葉の綺麗な日吉神社に出た。近江高島駅はすぐ前だった。
 列車を待つ間に、ロープの結び方などを練習し、時間はあっという間に過ぎた。
 バリエーションを登ると満足感がある。とても充実した一日だった。(田代 記)

・日 程=12月2日
・参加者=6名
・リーダー=田代妙子/アシスタントリーダー=竹内康之
・コース=富坂口(9:25)〜ピナクル(11:10〜11:40)〜岳山の一般ルート合流(昼食=12:20〜13:00)〜鳥越峰(13:30)〜
     見張山(14:20)〜打下城跡(15:00)〜日吉神社(15:20〜15:30)〜近江高島駅(15:35)
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